TOKYO SOCIAL FES 2017で「VR認知症」を体験してきました!

VR認知症 下河原忠道

昨年に続き、TOKYO SOCIAL FES 2017(渋谷ヒカリエ)に行ってきました!

日本初の福祉の学園祭「TOKYO SOCIAL FES 2016」に行ってきた!

2016.11.14

「福祉の仕事の魅力」を都民の方に知ってもらおうというイベントで、福祉の仕事のいろんなネガティブイメージを打破してくれます。

介護職って離職率高いんでしょ・・・いや、他業種と大差ないよ とか、年収が低いんでしょ・・・いや、キャリア次第では年収も増えますよ とか、世間が思う福祉の仕事へのイメージに間違いがあることに気づかされます。

介護家族であるわたしの参加目的は2つ。「VR認知症」というバーチャルリアリティーを使って、認知症の人の気持ちを自ら体験するイベント、もうひとつは「ダイアログ・イン・ザ・ダークSHOWCASE」という、視覚障がい者の方のアテンドで暗闇を体感するというものでした。1か月以上前に両方応募したのですが、「VR認知症」が当選しました。

VR認知症を体験しました!

銀木犀(ぎんもくせい)というサービス付き高齢者向け住宅を運営するシルバーウッド代表・下河原忠道さん。このVR認知症プロジェクトも手掛けていて、すでに全国で1万人以上が体験しているのだそう。ヘッドマウントディスプレイをつけて、認知症の方の世界を疑似体験します。3本VR体験したのですが、一番良かったのがレビー小体病の当事者でもある樋口直美さん監修の「レビー小体病幻視編」です。

レビー小体型認知症ご本人が語る幻覚「体内に飼いトラがいる!」

2015.01.30

映像の中には、本当はいないはずの動物、人などが出てきます。認知症の方には、それが現実として見えるという意味が本当によく分かります。目の前の人がわたしに話しかけてくるのですが、いないはずの人や虫に気を取られてしまって、会話の内容が全く入ってきません。なるほど、これはやっかいな症状だなということが理解できました。

VR認知症プロジェクトを通じて、認知症に持つイメージや偏見をなくしたいという下河原さんの熱い思いを感じることでき、すごくいいイベントでした。認知症に対するあらゆる誤解が、こういうイベントで少しずつゆっくりでもなくなっていくのだろうと思いました。

「注文をまちがえる料理店」といい、このイベントもそうですが、一般の人が認知症に対してスッと入れる仕掛けになっていることが素晴らしいですよね。

TOKYO SOCIAL FES2017

TOKYO SOCIAL FES 2017

福祉の仕事に興味を持ってもらうための仕掛けが、昨年以上によくできているな!そう思いました。この上の画像も撮影スポットで、 いかにもSNSにアップしたくなる感じです。

「世田谷代田」駅前にあるカフェ・シモキタトナリが、TOKYO SOCIAL FES内に出店していました。児童養護施設で働いた経験のある武石代表が運営していて、児童養護施設を退所した若者の相談にのったり、就労支援などもしているのだそう。

ピザトースト、コーンスープをテーブルで食べていたのですが、こんな看板がありました。

「介護福祉士って、どんな仕事?社会福祉士って、何をするの?」

カフェのホールスタッフは福祉の仕事をしている方々で名札をつけているので、食事をしながら福祉の仕事ってどんな?と気軽に質問できる仕掛けになっていました。

講演会形式よりも、食べながら質問できるほうが、スーッと自分の中に入ってきますよね。でもって、福祉のお仕事を伝える人の中に、認知症ONLINEというわたしも寄稿しているサイトで人気の介護福祉士・川上陽那さんがいたので、話した人は福祉という仕事へのイメージは変わったことでしょう。そんな川上さんの、最近のお気に入りツイートはこちら。


同じく認知症ONLINEの書き手である介護ブロガーのななさんにも偶然会い、3人でお話ししました。同じ職場の人と会っているような、不思議な感覚です。

来年も11月くらいに同じイベントがあると思うので、参加してみてください!

11月は介護系イベントが重なるので、日程を分けて欲しいです。運営者が別だからどうしようもないのですが、超福祉展、遠距離介護セミナー、TOKYO SOCIAL FESが、ほぼ同時期なんですよね。TOKYO SOCIAL FES公式サイトと、介護と仕事の両立をされているななさんのブログをご紹介して終わります。

今日もしれっと、しれっと。

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2017/12/06発売の自著 川崎幸クリニック院長 杉山孝博先生推薦本です!
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか