「認知症きらきらネットフォーラム」 講演会参加レポート

認知症きらきらネット主催の 「認知症きらきらネットフォーラム」 が、2014年6月7日(土) 14時~ 東京・虎ノ門で開催されました。実家から参加したので、片道5時間かかりました(笑)

認知症きらきらネットフォーラムのお題

1部 「安心して老いることができる社会とは」
2部 「超高齢化社会の介護について」

参加してみての感想

NHKプロフェッショナル 仕事の流儀で?「闘う介護、覚悟の現場」 で紹介された介護福祉士・和田行男さんのほぼ独演会でした。パワフルな方で、檀上には上がらず、ご自分のグループホームの話を最前列の参加者の方を入居している方と想定して、どう接しているかやってくれました。

第195回 和田行男(2012年6月25日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀第195回 和田行男(2012年6月25日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

あれ、びっくりしたんじゃないかな・・・最前列の方は(笑) それはさておき、印象に残っている5つのコトバをピックアップします。

和田さん
誰も老いたいとは思っていない、最期まで機能を保ちたいし、自分でできる事は自分でしたいと思っている」 ということを忘れてはいけない。提供してあげることが正しいと思っていて、介護される側もしてもらうことに感謝をする。介護する側も感謝される。これが当たり前になって、麻薬のような関係になり、本人をレベルダウンさせている事に気づかない]
「自分でできる事は、自分でやらせる」 というポリシーを持っている和田さんっぽいトークだなぁ~って思いました。この考えは、常にわたしも持っておかないとなと。

実際に介護をしていると、介護する側の都合でやらせない、させない って場面ありますよね。自分が面倒になるから という理由からなんですが、本当は認知症の人も、自分でやりたいはずなんですよね・・・

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和田さん
2歳の子ができなくても受け止められる。子どもだし、まだ成長していないから。誰もがそれを当たり前と受け止める事ができる。認知症の人は、脳の状態が低下しているのが普通だが、それを普通と思えないし、受け止められない。認知症が理解されないのは、脳が壊れるという経験を自分自身したことがないし、見た目にも分からないから

この話の時に、「見えないものを見えるといって稼ぐ細木和子と、見えないものを見えるという認知症の人の違いってなんだ?」 という例えをされてましたが、確かに同じ 「見えないものを見える」 のでも、「信頼」 ひとつでこうも違うのかと。うまい事言いますよね。

和田さん
徘徊ではなく、巡回だ。意味もなく歩くことはなく、目的を持って家を出る。われわれは目的を達成して、家に戻ることができるが、脳が壊れれば戻れなくなる。
 
和田さん
グループホームで閉じ込めず、巡回を許している。亡くなる可能性もあるが、本人はそれで満足し、家族も合意している。ただ加害者(巡回している認知症の人を車ではねた人)は、罰せられる。加害者には申し訳ないと思っている
和田さん
男子トイレは右、女子トイレは左と統一したほうがいい。そうすれば長年の習慣が身に付き、認知症の人も間違うことがなくなる。標識なども一貫性がない。
加害者の視点で、モノを考えた事なかったですね・・・巡回を許しても、人の家でウンコしちゃったり、花を勝手にもぎとったりしたら、その家の人に申し訳ないとも言ってました。「自分でできることは、自分でやらせる」 確かにそうなんですが、このリスクも介護する側は持ち合わせないといけないんですよね。

次回は、2014年11月頃に開催されるようです。認知症きらきらネット会員登録(無料)に登録しておけば、入場料無料(本当は1000円)になります。

協賛のマルハニチロさんから、高齢者向けの “やわらか食” のサンプル6袋をもらいました。(歯ぐきでつぶせるしょうゆラーメン、カレーうどんなど)うちの母もお世話になる時期がいずれくる可能性もあるので、どんなものか試食してみようと思っています。

アンケートに最後答えると、本をもらえます。ゲストが興味ある人ならば、今後も参加してみようと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)