「もの盗られ妄想」が多くなって喜んでいるワケ

もの盗られ妄想 多くなる

先週、病院に行く前の母との一コマです。

あれ、財布がない!さとちゃん(わたしの義弟)がそういえば持ってった!
くどひろ
うそ~、これで出てくるかもよ~

「ピピピピピピ」

くどひろ
さとちゃん、持ってってないね~
あら、そうね

外出前にモノ探しをすることが、わが家の日常です。特によく失くすものには、上の動画キーファインダーを取り付けてます。これのおかげで、モノ探し時間は大幅削減され、モノ盗られ妄想につきあう時間も減り、ストレスが激減しました。

この日は、車に乗って出発する直前にメガネを忘れたりして、出発予定時刻を10分以上オーバーしてました。モノ探し時間も含めて予定を組むので、ホワイトボードにかなり早めの出発時間をいつも書いてます。

ちなみに今までで一番ひどかったモノ探しは、やはり財布です。警察に落としたことを届け、銀行でキャッシュカードを再発行し、デイサービスの中を捜索してもらって、3週間後に家の中から出てきました(笑)その当時はまだ、キーファインダーを財布につけてなかったので、ホント大変でした。

実は最近、こういった「もの盗られ妄想」が再び増え始めました。ふつうに考えれば、認知症が進行したと思われるかもしれませんが・・・

なぜ、もの盗られ妄想が増えて喜んでいるのか?

母は、部屋の模様替えが大好きでした。3年前くらいは、帰省するたびに置物や額縁の位置がコロコロ変わりました。ところが、直近の1年は部屋の模様替えがピタリと止まりました。

理由は、認知症の進行ではなく、活動量の低下でした。足が不自由でも、庭の草刈りや、台所の拭き掃除はなんとかやっていたのですが、そういったことはここ1年くらいでやらなくなりました。

あぁ~、草刈らなきゃ

口癖のように何度も言うものの、実際草を刈ることはありません。「口だけ草刈り、口だけ掃除」をずっとやっていたわけですが、最近口だけを卒業しました。台所の拭き掃除も、1年ぶりくらいにやってます。そして、部屋の模様替えも復活したのです。

部屋を整理する → 整理したことを忘れ、場所が分からなくなる → 義弟のせいにする

そもそも義弟は1年に数回しか来ないので、持って行くはずがありません。うちの特徴は最も近い息子ではなく、義弟を疑うので、わたしも少しラクです。「モノ盗られ妄想」が増えておりますが、わたしは活動量が増えたことに喜んでおります。

なぜ、活動量は増えた?

母はピック病ですが、一般的に言われている症状(万引きや横柄な態度、甘いものばかり食べるとか)はありません。場の空気が読めないぐらいかな・・・長谷川式認知症スケールも20点前後です。現在行っていることは、うちはコウノメソッドなのでこんな感じです。(知らない医者には、意味不明な内容なので、コウノメソッド実践医の元でお試しください)

  1. 朝、夕のフェルガード100MとフェルガードB
  2. 朝、夕のプレタール100mg
  3. 2週間に1回のグルタチオン点滴
  4. ヘルシーリセッタ

4.は新刊に書いたので、ここでは書きません。これら4つのどれが効果ある?と言われれば、2と3なのかな・・・とも思っていますし、1,4もなければやはり何かが違うとも思っています。

また、訪問リハビリをお願いしている理学療法士さんの筋力アップも効果があると、わたしは思っています。デイサービス週2回もきちんと行ってますし、とにかく「もの盗られ妄想」が増えたことに喜んでおります!

わたしはよく、自分自身を変えて物事を考えるクセがついています。「モノ盗られ=宝探し」と考えようと思いましたが、まだ定着してません。わたしが使っているキーファインダー、Amazonでは販売終了になってました・・あら。下記キーファインダーが、Amazonではベストセラー1位になってます。

今日もしれっと、しれっと。

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もの盗られ妄想 多くなる
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2 件のコメント

  • いつも参考にさせて頂いております。
    徒歩15分ほど離れたところに住んでいるアルツハイマーの母を介護しています。
    キーファインダー、知らなかったので是非利用してみたいです。
    私自身も母より先に鬱持ちで、鬱が酷くなると認知症のように記憶が無くなったり、記憶がうっすらしかなくなるので、通帳は全部無くしました(笑)
    その分、母の気持ちが分かります。
    一時期すごく物盗られ妄想(泥棒が入った、若しくは6月まで存命だった父のせいにする)と、窓とか開けっぱなしだったのに急にSECOMに入るとか言い出して、通帳や判子もしまい直しては無いと、無くは喚くは警察呼ぶわ…
    明るくあっけらかんとした母とはおもえませんでした。
    アリセプトを飲み始めて酷くなった為、中止してレミニールに代えたら少し落ち着きました。
    で、自身の経験から覚えてない事から不安になるせいじゃないかと思い、たんとういにそうだん、イライラと不安を押さえるのに抑肝散、寝る前にエチゾラム錠を出してもらったら、嘘のように落ち着きました。
    何かが見当たらなくても人のせいにしないし、そのうち出てくるやろ、と言ったり、華やかで明るい母に戻りました。
    今は単に物忘れが人よりかなり多いというだけです。
    鬱が酷かった時は意味の無い不安に襲われ、怖い思いを散々しましたが、母の役に立って良かったです。

    とにかく、私用にも母用にもキーファインダー、使ってみます!

  • すみこさま

    いつも読んで頂いて、ありがとうございます!

    ブログにもよく書きますし、認知症講演会でよく見るのがやはりアリセプトの間違った処方です。少量処方や減薬、薬の変更で改善される方は本当に多いですよね。

    キーファインダーは名前のとおり、鍵を探すためのものです。最初の本にも書きましたが、これがわが家は大活躍しています。外出前はいつもこれを使っています。

    今後ともよろしくお願いします!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか