この本を読めば大丈夫!認知症の書籍ランキング・ベスト7とは?

このブログでご紹介した本当に役に立つ認知症関連の書籍、7冊をランキング形式でまとめてみました!

大ハズレな本も、相当読みました。そういった本はブログでは紹介していません(時間とお金のムダになりますからね)。それでは第7位からスタートです!

<追記:2021.12.28>
最新のオススメ認知症書籍は、すぐ下の記事をクリックしてご覧ください。こちらのほうが情報も新しいですし、たくさんの認知症関連書籍をご紹介しています。

第7位:レビー小体型認知症 即効治療マニュアル (改訂版)

レビー小体型認知症 即効治療マニュアル (改訂版)

レビー小体型認知症 即効治療マニュアル (改訂版)

河野 和彦
7,909円(03/28 11:12時点)
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こちらの書籍はコウノメソッドで使うテキストで、レビー小体型認知症の方のための本です。うちはアルツハイマー型認知症なので、こちらの本は読んだ事がありませんが、コウノメソッドのテキストということで載せました。

第6位:コウノメソッドでみる認知症診療

著者である河野和彦先生は、30年近く認知症専門医として多くの患者を診てきた方です。

独自のコウノメソッドは、一般の認知症の本とはまるで違う内容です。不勉強な開業医や冷たい専門医から、どんどん悪くなっていく認知症患者を救いたいとし、コウノメソッド実践医を全国に広めています。こちらもコウノメソッドのテキストになっています。

第5位:アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能

アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能

アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能

メアリー・T・ニューポート, Mary T.Newport
3,488円(03/27 23:08時点)
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すぐ下の関連記事で、この本をベースにいろいろ試してみたプロセスを掲載しています。

第4位:認知症 家族を救う治療革命 ―あきらめないで!最新医療でここまで改善できる

こちらの本はコウノメソッド実践医を受診した時に、『コウノメソッドを勉強されているなら、こちらも面白いですよ』 と先生から頂いた本です。コウノメソッド全体を知るには、まずはこちらの本から読んでみるといいです。認知症患者の家族のお話、医療面においての認知症治療の最前線の現場の話をコウノメソッドを交えて書いてあります。

第3位:完全図解 新しい認知症ケア 医療編

完全図解 新しい認知症ケア 医療編 (介護ライブラリー)

完全図解 新しい認知症ケア 医療編 (介護ライブラリー)

河野 和彦, 東田 勉
3,200円(03/27 22:20時点)
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こちらもコウノメソッドのテキストになっています。(全部で3冊がテキスト)わたしが思う一番のポイントは、医療というとっつきにくい分野を図解してくれているので、われわれ素人にも分かりやすい! ということです。認知症の画像検査や知能検査のお話、お薬の作用や副作用、このブログでもしょっちゅう出てくるフェルガード という米ぬかサプリメントの話などなど情報量が多いです。本自体はでかくて、重いです(笑)

第2位:完全図解 新しい認知症ケア 介護編

第3位で紹介した医療編はコウノメソッドの河野先生が執筆されているので、コウノメソッドのテキストになっています。こちらはテキストにはなっていないんですが、流れで読んでみるとかなり良かったので第2位にしました。

母の認知症の家族としての対応を、『介護』 と 『医療』 という両面から考えようと思うようになったきっかけが、この本です。図解で分かりやすい のと、世界でも読まれていて最も売れている介護の本 です。施設の選び方、問題行動への対応の仕方、認知症のケアの大原則など、これもまた実践的ですぐ使える内容になっています。こちらの本もでかくて、重いです。

第1位:家族が認知症になったとき本当に役立つ本

認知症の人と家族の会副代表理事であり、川崎幸クリニック院長の杉山孝博先生が書いたこの本ですが、本当に役に立ちます。介護の苦労を半減させる 『認知症をよく理解するための9大法則・1原則』というのがありまして、これを読んでいたおかげで本当に苦労が半減されました。

それ以外にも介護家族の知恵が48ケースも載っています。『本人に告知するべきなのか?』 『デイサービスに行くのを嫌がるのは、どうすれば?』 などなど、実践できる処方箋だらけです。こちらのブログの人気記事の上位にあるものの元ネタは、この本が最も多いです。書籍のタイトル通り、”本当に役立つ本” です!

自著のご紹介

わたしが書いた認知症の本です。介護している家族ならでは目線で、認知症の人との接し方、介護の体制づくり、便利グッズなど今までにはないノウハウが詰まった本です。医師・介護職の認知症本は多いけど、家族の視点でノウハウを語った本に初めて出会ったという声を頂いています。こんな本もおススメですよ!という書籍があったら、ぜひ教えてください。

がんばりすぎずにしれっと認知症介護
医者は知らない!認知症介護で倒れないための55の心得
医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得

2017年12月発売のわたしの最新刊です。文字が大きく、行間も広め、挿絵も多いので、60代以上の方でもラクに読める設計になっています。認知症介護されているおじいさん、おばあさんへのプレゼントとしても、喜ばれています。

がんばりすぎずにしれっと認知症介護

がんばりすぎずにしれっと認知症介護

工藤 広伸
1,387円(03/27 19:12時点)
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今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

3件のコメント

私は56歳男性。介護福祉士やケアマネジャーとして介護現場で約20年間働いています。
それなりに認知症の勉強はしてきたつもりでした。
しかし、くどひろさんの本「医者は知らない!認知症介護で倒れないための55の心得」を読んで衝撃を受けました。
「この人スゴイ!私たち介護現場のプロより認知症の人のマインドを持ってる!」って。
介護現場のプロとして恥ずかしい限りです。早速、くどひろさんの本やブログを参考にして介護現場に生かしていきたいと思います。
これからも、「しれっと介護」がんばりすぎずに、認知症の人に寄り添って、ともに生きていきましょうね。

シモノさま

本を読んで頂き、感想もありがとうございました!

わたしは常に介護家族目線なので、介護のプロでありベテランのシモノさんには新鮮だったのかもしれませんね。
認知症の母に寄り添って、がんばりすぎずにしれっと介護していきます!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか