認知症の人が突然激しい言動をするのは、介護者の言動に理由がある!

認知症 激しい言動 理由

わたしが、穏やかに認知症介護に向き合えている要因のひとつは、川崎幸クリニック院長である杉山孝博先生のおかげです。杉山先生が30年以上かけて作られた、

  • 認知症をよく理解するための9大法則・1原則
  • 家族のたどる4つの心理的ステップ

特にこの2つは、認知症介護する人は、絶対に知っておくべきです。この法則をまだ知らない方は、この本を手にして読んでみてください。4つの心理的ステップは、下記関連記事(375いいね!は、わたしにしてはすごいです)で、さわりだけ理解できます。

認知症介護する人はやはり「家族のたどる4つの心理的『神』ステップ」を知っておくべき!

2016.07.04

わたしの本にも、法則やステップは紹介しておりますが、一度本家である杉山先生のコトバを堪能してみてください。(ちなみに、わたしの本をAmazonで見ると、「よく一緒に購入されている商品」として、この本が表示されます)

今回の講演会で、一番ハッとさせられた文言

横浜市泉区のいずみ野で、杉山先生の講演会があったので、参加してきました。法則やステップを熟読し、実践していても、杉山先生のお話はすばらしいです。頂いた資料の中で、一番ハッとさせられた文言をご紹介します。

「介護者に向かって暴言を吐く」「突然怒りだして周囲の人に殴り掛かった」「やさしく説明したのに聞き入れない」などのように、認知症の人が一次的に激しい言動をすると、多くの人は考えている。しかし、認知症の人の言動の大部分は二次的な言動、つまり周囲の人の言動に対する反応(リアクション)である。

ひとつ、例を挙げます。

介護者
もうね、いきなり頭を叩かれてね・・・お母さん、怖いのよ。

これを聞いた、別の介護者は

介護者
気をつけてね~、お互い苦労するわね~

と言います。しかし実際は、こんな会話が最初の部分に隠れているのです。

認知症の方
(穏やかに)わたし、ごはんまだ食べてないわ~
介護者
(イライラしながら)何言ってんの、さっき食べたばっかりでしょう!もう、いつもこうなんだから!

介護者がイライラして怒った結果の反応(リアクション)で、頭を叩かれたわけです。

穏やかに話しているのですから、穏やかに対応しないといけない、でもできない・・・なぜなら毎日毎日、同じことの繰り返しだから。そして友人や介護仲間に愚痴るとき、医師に伝えるときは、自分がかわいいから、肝心なことは伝えない・・・こんなことって、よくありますよね?わたしも、死ぬほど経験してます。

こういう文章を医師が書くことが、わたしはすごいと思います。家族の会の神奈川県支部代表もされているから、より家族に近い認知症介護について、書けるのだと思います。

杉山孝博先生の講演の特徴

特に家族介護者は、一度は杉山先生の講演を聞いたほうがいいと思います。

医師の講演となると、どうしても脳の仕組みやお薬の話、病名や症状の説明が多いのですが、杉山先生のお話は、ほとんどが「認知症介護あるある」です。いい意味で、医師の講演っぽくないので、機会があったらぜひ参加してみてください。眠くなりません、そうだよな~ と、うなってばかりです。

そして、講演後に別室で5分ほどお話させて頂いて、自著やコラムで先生のお話を引用させて頂いていることや、それらの反響がとても大きいことをお伝えしました。そして、今後も先生のお話を引用させて頂く許可を正式に頂きまして、勝手に杉山先生公式エバンジェリスト(ビジネスの世界で使われますが、簡単に言うと伝道者)として、活躍する次第です(笑)

先生は家族の会や講演会、病院をメインに活動されていますが、わたしは自分のブログ・他メディアなどで書く機会を頂いてますので、そちらで頑張ります!

認知症介護を始めて3か月経たないうちに、この法則やステップに出会い、本当に救われました。明日にも、認知症介護が始まる人はいて、その数はどんどん増えていきます。悩んでネットで検索したとき、杉山先生の法則やステップに出会って、認知症介護が激変してくれるとうれしいです。

そして、横浜市泉区の相鉄線いずみの駅近くには、認知症カフェがありますので、お近くの方はお立ち寄りください。

今日もしれっと、しれっと。

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2 件のコメント

  • 杉山先生とは、認知症の人と家族の会で知り合いました。
    杉山先生が提唱した7大法則と一原則と言う考え方は、家族への説明でよく使いました。
    今から20 〜25年前の話です。認知症を知らないご家族に、認知症を理解してもらうのに非常に説明しやすい考え方でした。当時認知症にきちんと向き合っていれば同じ様な考えになるのですが、簡潔にわかりやすくまとめたのは、杉山先生の大きな功績でしょう。
    あとこの当時、認知症の人と家族の会を通じて出会った早川一光先生の、お話も非常に印象に残っています。
    この当時から、多くの先人が言っていたことは、「認知症の人は、介護者の気持ちを映し出す鏡の様な存在だ」と言うことです。これを理解して認知症の方に接することで、多くの方は落ち着かれます。現在様々な対応方がありますが、基本はこの事実を知り「認知症の方の不安や不満を、取り除いてあげる」ことを心がける事が非常に需要です。
    私は、基本的になんでも薬物療法と言う考えには、賛同していません。コウノメソッドの河野和彦先生とは、相容れない部分があります。30年近く前、父が経営する精神病院で、認知症治療に携わってきました。この当時は、せん妄の治療に「シチコリン」を積極的に使用しましたが、それ以外の薬物療法は積極的に行わず、スタッフと共にケアの工夫で、短期間で穏やかになることを学びました。

  • 小関先生

    杉山先生に伺ったところ、法則は今なお更新されているということでした。他にも面白いコンテンツを伺ったので、ブログで紹介していくつもりです。
    わたしも薬物療法3割、非薬物療法7割の説がしっくりきているので、杉山先生が軸になっています。ただ、3割の薬物が悪さをすると、7割をも駆逐してしまうので、そうならないよう勉強してます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年より悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護中。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)