介護と仕事の「すき・きらいマトリックス」で、自分がどこにいるか確かめよう!

介護と仕事

「介護と仕事の両立」の話が出るときの大前提として、

「介護も嫌い、仕事も嫌い」

という人が、大多数を占めているのではないでしょうか?

両立しようと思ってもどちらも嫌いなわけで、その道を進めばイヤなことしかありません。しかし、介護者の年齢も40代、50代、60代となると転職も厳しいし、住宅ローンや子どものことを考えると、嫌いな仕事でも頑張るという選択をします。

しかし、そうでない人も世の中にはいるわけで、自作マトリックスを使って分類してみました!

介護と仕事の「すき・きらいマトリックス」

縦軸に仕事、横軸に介護、さらに「すき・きらい」を配置して、マトリックスにしたものが下図です。
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①は仕事も介護もすきな人
②は仕事はすき、でも介護はきらいな人
③は仕事はきらい、でも介護はすきな人
④は仕事も介護もきらいな人 → たぶん多くの人は④に該当

①でまず思いつくのが、熱心な介護職な方です。介護をライスワークからライフワークに変えることができた人で、こういう介護職を見つけたら、絶対お願いすべき人です。仕事が充実していて、介護で親孝行したい!という介護者も①ですが、あまりお会いしたことがないです。

②は仕事が充実しているから、介護で自分の人生を邪魔して欲しくないと考える人です。こういった方は、プロに介護をお願いするのが幸せで、在宅よりも施設での介護を考えたほうがいい人です。

③は仕事がきらいで、介護がすきなので介護に専念するのが一番です。生活するためのスポンサーがいれば問題ないのですが、ご自身で生計を立てる場合は問題です。

ちなみに☆がついていますが、これがわたしです。仕事(ブログや本、コラムを書く)は大好きで、介護はすきでもきらいでもないニュートラルな状態(=しれっと状態)です。

え?介護が好きでしょ?と思われるかもしれませんが、そうではありません。にわとりが先か卵が先かという話になりますが、認知症の勉強をすることは、母親のためです。でも、仕事のためでもあります。

介護の壁にぶつかるたびに、それを仕事に生かすと考えると、わたしの心が休まります。介護がイヤな方向に行きかけるとき、仕事に変換して中立を保っている感じです。☆が右左に日々動いていて、それを真ん中で保とうと意識している感じです。

介護も仕事も嫌いな人は、どうしたらいいか?

このマトリックスで何が言いたいかというと、④の中でムリしてガマンして両立を考えようとする人があまりに多いから、他のマスに移動することも考えてみようよという投げかけです。仕事か介護、どちらかをすきになる努力をしてみませんか?どちらもきらいなまま、人生を過ごすって楽しくありません。

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④から①へいきなり移動できる人はいないはずなので、まずは②か③へ移動することからスタートします。仕事か介護、どちらかひとつをスキに変えます。誰かに養ってもらえる環境の方は④→③へ、それ以外の方は④→②へ移動するのが基本です。①は理想ですが、ムリにゴールにしなくてもいいとわたしは思います。

介護をすきにする手っ取り早い方法として、わたしはご自身の介護体験を発信することをオススメしてます。自分の介護体験を聞いたって・・・と思われるでしょうが、絶対に必要としている人が全国にいます。人のためになるというのは、大きなモチベーションになります。わたしが日々、感じていることがこれです。

現状維持という選択は一番ラクなのですが、続けると習慣になり、それが当たり前になります。イヤなものとつきあう日常が当たり前になる・・・わたしは絶対イヤです。仕事でも介護でも好きになれば、どちらかに救いを求めることができます。

④で介護職の方も、潜在的にはいらっしゃるでしょうね・・・あまり考えたくないですが。ご自身のストレスのためにも、他業界への転職をオススメしたいです。

今日は月曜日なので、④状態がMAXの方もいると思います。まずは④から脱出するために、自分は何ができるのか考えてみませんか?

今日もしれっと、しれっと。

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2 件のコメント

  • マトリックスをしてみました。
    仕事も親の介護も好きでも嫌いでもないのでど真ん中ですかね。

    介護負担が最近重くなってきたので退職したけど、就職活動厳しそうです。

  • mioさま

    コメントありがとうございます!

    すごいですね、ど真ん中ですか。mioさまのような方も、結構いらっしゃるのかもしれませんね。勉強になります。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年より悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護中。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)