【介護と仕事の両立問題】ワークシフト と 「て・じ・か」

あまちゃんを見たあと、つい流れで見ていたNHKあさイチは、『どうする?仕事と介護の両立』 というテーマでした。

40歳以上で家族に要介護者がいる人は、4割というデータや、介護をしている33%の世帯が赤字というデータなどとても興味深いものでしたが、今日はその中でも、『介護と仕事 両立への道』 だけピックアップします。

我が家もやった家族会議

仕事と介護の両立でまずすべき事は、”家族会議” なんだそうです。うちは偶然、家族会議をしたんですが、意外と何の計画も立てずに突き進んでしまうことが多いようです。話し合うべき内容は、

・親がどんな介護を希望するか
・親の資金はどれぐらいあるか
・子ども世代はどこまで時間とお金を割けるか

どれもなかなか話し合う内容としては、重いものです。字で読めば、ふ~んって感じですが、”お金” とか ”自分の時間” って、自分自身の人生を左右する話ですから、重いですし、場合によっては家庭内紛争?みたいな事にもなりかねません。そんな時に使うのが、て・じ・か なんだそうです。

て・じ・かって、なに?

て ・・・・・ て を使う人
じ ・・・・・ じかん を使う人
か ・・・・・ かね を使う人

手を使う人というのは、実際に介護にあたる人のことを言い、これはすぐイメージできます。時間を使う人は、見守りや話し相手になるという説明でした。ちょっとピンとこなかったのですが、手を使う人ほど介護する時間は多くないけど、介護者の近くにいてサポートできる人という感じです。

金を使う人というのは、実際の介護はできないけど、金銭的援助をするという人です。家族会議の際は、て、じ、か の順番で意見を優先させることで、会議がスムーズになるとのこと。確かにそうだと思います、また、て・じ・か という分かりやすいまとめ方も納得です。

介護と仕事の両立について

わたしは介護と仕事を ”無理して” 両立する必要はないと思っている人です。介護離職して、半年がすでに経過しています。それができるのは家のローンがなかったり、子供がいなかったり、1度目の父親の介護の時に学習して、貯金を始めたりなど自分だけの特殊事情があります。

リンダ・グラッドンさんが書いたワークシフトという本の中に、カリヨンツリーの話があります。

『今後主流になるのは、いくつもの小さな釣り鐘が連なって職業人生を形作る「カリヨン・ツリー型」のキャリアだ。精力的に仕事に打ち込む期間と、長期休業して学業やボランティア活動に専念したり、仕事のペースを落として私生活を優先させたりする期間を交互に経験し、ジグザグ模様を描きながら仕事のエネルギーや技能を高めていくのだ。』

これに当てはめるならば、今は介護に専念する時期だ!とわたしは思っています。余命を宣告された祖母、認知症が悪化している母よりも仕事優先? いやいや、そんな社畜野郎にはなりたくありません。

エネルギーを高める期間のための貯蓄であったり、サラリーマン以外でも収入が得られるように準備したり・・・ 誰もが突然来る可能性がある介護だから、保険をかけておいたほうがいいと思います。ローンを抱え、月の支払に追われる生活を築いてしまったとしても、仕事のストレスと介護ストレスが重なって、自分が壊れてしまっては何の意味もありません!

頼れるものは頼りまくって、とことんラクをする。苦労は買ってでもしろ という日本人的な発想を捨てる! 介護にはそういう発想が必要です!!

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年より悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護中。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)