亡くなった父の介護チームを母へ移行することにした理由

亡くなった父がお世話になった、ケアマネさん、ヘルパーさん、作業療法士さん、訪問看護師さん・・・2か月という短い期間でしたが、すばらしいチームでした。

スピード感を持って対応してくださったこと、あのくそ頑固で常に女・子どもに上から目線な古い時代の父とすぐに溶け合ったこと、息子のわたしが知らない昔の父の話を知っていたこと、挙げるときりがありません。わたしの妹や父の姉まで、このチームはすばらしいと言ったほどです。

しかし、父が亡くなったと同時にチームは解散しました。亡くなった後の手続きで奔走するなかで、ある考えが頭に浮かびました。

わたしの前夜の葛藤

実は父のケアマネには、時期は分からないけどいつかまたお願いしたいということは伝えてありました。しかし、そのタイミングがいつなのかは、わたしも決めかねておりました。

一方の母のケアマネは、直接お世話になったのが5年、その前に母が祖母を介護していたので3年くらいお世話になっていたので、8年近くのつきあいです。自著には「ケアマネは変更できます」とは書いているものの、実際「ケアマネを変えたい」というのは、簡単には言えるものではありません。やはりいろんなことが、頭をよぎります。

もうひとつの葛藤は、訪問介護事業所のサ責さん。いろいろお世話になったので、そこを変えたくないというのもありました。長ければ長いほど情が湧いてしまって、なかなか変えられない・・・そんな介護者は多いと思います。

今の体制も別に悪いわけではない、でも父のチームは本当によかった。大トロを1回口にしてしまうと、また大トロが食べたくなるそんな感じでした、人の欲は怖いです。年内に変更するか、来年のどこかで・・・悩んでいたのですが、そのタイミングが急にやってきたのです。

母の介護認定の更新時期が来た!

久しぶりに母のケアマネから留守電が入っていて、この11月末が2年ぶりの介護認定の更新時期だと連絡がありました。10月中に要介護認定に立ち会ってほしいと。

さらにお世話になっていたサ責に電話をしたら、11月いっぱいで辞められるとのこと。母のヘルパーさんも新しい人になるということで、タイミングは今!ということが重なりました。

ケアマネから久しぶりに連絡が来て、サ責は辞め、ヘルパーさんが新しくなる・・ためらっていた私の気持ちを後押しする材料が、急に揃ったのです。

どういう人に介護をお願いしたいのか・・わたしは事業所に紐づいているのではなく、お世話になっている「個人」で考えています。なんとか病院の人とか、なんとかという資格を持っているとか、そうではなくて「××さん」にお願いしたいという考えの方が強いです。だから辞められたり、担当が変更になると、変えるタイミングかな・・そう考えます。

母との話し合い

一番は、母がどう思っているかです。わたしの変更の提案をどう思うか、話し合いをしました。

あんたがそんなにいいっていうなら、わたしもそのほうがいい

誰も反対する人はいませんでした、今のケアマネと訪問介護は11月末までお願いすることにして、12月から新体制に移行することに決めました。具体的にはケアマネと訪問介護だけを変更して、デイサービスと訪問リハビリ、訪問看護は継続することにします。

わたしも新体制になると、今以上に遠距離介護の安心度が増します。今までも体制に大きな不満はなかったのですが、母にとってもきっとプラスに働くと思います。

医療・介護職の離職は、家族にとっては大ダメージです。特に認知症の母にとっては、せっかく顔を覚えた頃に変わってしまいます。あまりに離職ばかりする事業所は、母は覚えようとしません。こればっかりはどうすることもできませんが、1日でも長く同じメンバーで続くことを祈ります。

ちなみにケアマネをしょっちゅう変えるご家族も多いようで、ケアマネもサ責も「よくあること」だと慣れた感じでした。このあたりが家族目線との違いだなぁ・・・そう思いました。しかし、いろんなことを同時にやりすぎてるな・・・2017年はそういう年なのかもしれませんね。

今日もしれっと、しれっと。

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4 件のコメント

  • こんにちは。今週頭に盛岡日帰り、来週末も1泊の予定になり、気力体力温存中です。
    信頼できるケアマネさん達が移行できそうで良かったですね!!担当地域もあるので、希望しても難しい場合もありますから。母の時もケアマネが休職したり異動したりで、数回変えざるを得ませんでした。
    前記事のマンションの件、色々考えさせられる内容でした。父が亡くなった時は夫婦名義だったのを母の名義にするだけでしたので比較的簡単でしたが、売却する日がいつかは来る現状では出続きの面倒さに気が遠くなりそうです…。くどひろさんの続報、心待ちにしています。

  • みーしえるさま

    独立系ケアマネということで、良かったのかもしれません。マンションの話は長期連載になります、2017年中に売りには出したいんですけどね・・・

  • くどひろさん、こんばんは。

    ケアマネさんとの相性とか、力量とか、色々ありますよね。
    私は遠方なので、母のお世話になったケアマネは、それ以前に父のケアマネだった事もあり
    電話、手紙、ファックスで連絡をとってました。
    ある時、「お嫁さんにお会いしたのですが、電話も中々繋がらないし、一度もお会いできてなくて」と言われ
    驚いた事がありました。
    お嫁さんにしたら、実兄が介護に全く参加しない分、ケアマネとのやりとりは私
    実践介護者はお嫁さん(一番大変でしょうけど)という事で、完全に割り切っていたようでした。
    肝心な母はというと、ヘルパーさんにもケアマネにも、ランク付けをしてました。
    「この人は計算はできないから掃除だけ・・」とか「この人は頭がいいから難しい事をお願いする」とか・・。
    母本人はケアマネの事が大好きだったので、最後まで良かったなと思ってます。

  • 自分もてんてこ舞いさま

    連絡手段は大切かもしれませんね。本当はLINEやFBメッセンジャーなんかを使ってもらえるとわたしとしてはうれしいのですが、ショートメールと電話が多いです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか