「在宅介護の苦労や問題点」ベスト10の世論調査

在宅介護で苦労したことベスト10

ジャパンロボットウィーク2014というイベントで、いろんな介護ロボットを見てきたわけですが、

「そもそも介護ロボットはなぜ必要なの?」 → 「介護が大変だからでしょ!」

ここまでは分かるんですが、”一般的に” みなさんは何に苦労されているのか?分からなかったんですよね。

ということで、今日は 「在宅介護で苦労したことベスト10」 をご紹介します。

こちらは内閣府政府広報室が 「介護ロボットに関する特別世論調査」 を2013年に実施していて、その結果になります。(在宅介護経験者、家族が在宅介護経験者だった人に、複数回答で聞いた結果)

順位内容率(%)
1位排泄62.5%
2位入浴58.3%
3位食事49.1%
4位車椅子からの移乗48.3%
5位寝返り・立ち上がり補助47.7%
6位屋内の移動37.8%
7位認知症ケア28.9%
8位見守り28.2%
9位外出19.4%
10位リハビリ訓練16.1%

1位は排泄、排泄時の付き添いやオムツ交換が最も大変だ!という結果になりました。内閣府がこういう調査をするということは、この苦労をラクにする =介護ロボットで補助する ?ということになるわけです。

その1位の苦労は、これで解決して!というものがロボット展にありました。

「ベッドサイド水洗トイレ」 が解決してくれる

こちらはTOTO株式会社、関東学院大学の共同開発で第6回ロボット大賞で優秀賞を受賞しました。もう売ってます。
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ベッドのすぐ脇に水洗のトイレを設置できるという優れものなんですが、現在使われているポータブルトイレのマイナス点はこんな感じです。

<ポータブルトイレの問題>

  • 部屋に臭いがこもる
  • バケツ掃除が大変
  • とにかくポータブルトイレが嫌いと言われ、使ってくれない
  • 使いたくないので、食事や水分の量を控える
  • おしりの拭き取りが大変

上記のポータブルトイレ問題は、下記写真のような簡素なタイプで起こり得るものです。介護用品はAmazonや楽天をとりあえずチェックするのですが、そこでは価格も1万円~3万円とお手頃です。

もちろん進化はしていて、同じTOTOであればポータブルトイレでもウォシュレットがついていたり、暖房便座、脱臭機能がつきます。お値段で11万円くらいです。しかも家具調のものもあります。

今回受賞した「ベッドサイド水洗トイレ」は、これらよりも当然、機能はすごくってこのようなメリットがあります。

  • 家族への気兼ねがいらなくなった
  • 紙おむつを下着に戻す事ができた
  • 排泄処理スタッフの負担が軽減した
  • 音が静かなので、いつ使っているか分からない
  • 夜間の家族介助によるトイレまでの移動がなくなった
  • 本人のプライドが保たれた
  • ウォシュレット機能つきなので、拭き取りがラク

ベッドのすぐ真横に設置されたベッドサイド水洗トイレ↓
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なんでこんな事ができるかというと、汚物を粉砕して流すんですよ。こうすることで排水ホースで外とつなげるようになり、大規模な工事がいらなくなったんだとか。ウェットティッシュなど異物が入ったとしても、音声ガイドで取り除いてねと知らせてくれます。

トイレットペーパーホルダーがついていて、好きなところに取り付けられたり、トイレ自体固定式でないので移動もできます。

ただ介護保険制度の対象でないので、高いんですよ・・・値段の参考のために、同じ介護ショップしろい手さんで調べてみると478,944円(税込)高っ!

うちはまだポータブルトイレを必要としてないですが、手足が不自由なので5年か10年後には必要になるかもしれません。その頃には介護保険の対象になっていて、しかもお安くなっていることを願ってます。

自宅での介護で苦労した点は? 自宅介護の限界を感じた瞬間(Homes介護) という記事、こちらも別角度で「在宅介護の苦労」 をアンケート集計しています。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)