認知症とお金にまつわる2つのおはなし

認知症小銭

今日は、認知症のお金に関する2つのおはなしです。今まで一番反響があったお金の話は、Yahooニュースにとりあげてもらったこちら。

記事の内容よりも写真(この上)に注目が集まり、拡散しました。介護者 “以外” の方が、「母の財布の中の小銭の多さ」にびっくりされての拡散です。

小銭がたまりますよね

認知症の方がお買い物の際、お金の計算ができなくて、お札ばかり出す・・・結果、小銭がたまるという代表的な症状があります。母は週1回、デイに行った際に付き添いのもとお買い物をし、残り1回はヘルパーさんが買い物をします。

自分で買い物するときも、ヘルパーさんにお願いするときもお札・・・帰省するとだいたい財布の小銭がパンパンです。わたしのお札と両替して、1週間の滞在の間に盛岡で使い切るというという役割があります。

母がスーパーの会員になり、それがWAON付きだったので、電子マネーもありだなぁと思ったのですが、わたしとの「慣らし」の期間が最低3か月以上は必要です。一緒に買い物に付き添って、WAON癖をつける必要があります。現金で70年以上生きて来たから厳しいだろうなぁと、この運用にしています。

在宅介護のお金の支払いはどうしてる?

話は大きく変わって、在宅介護のお金の支払いです。訪問看護や訪問介護、デイサービスなど、どういう支払い方を皆さんされているのでしょうか?わが家はこんな感じです。

訪問看護外来で支払い、引き落とし
訪問介護口座引き落とし
デイサービス口座振り込み
(振込手数料がもったいないので、ネット振込)
訪問リハビリ現金

この最後「現金」が問題です、忘れてしまうので。月3,000円程度ですし、理学療法士さんを疑っているわけでもありません。何か問題があったわけでもないのですが、なんか気持ち悪い・・・・母は払ったことを忘れるので、言われたら何度でも払います。

何とかなりませんか?と聞いてみたのですが、何ともならんらしく・・・小さなことですが、こんなご家族いらっしゃいますか?独居の認知症の方が受ける医療・介護サービスの支払いが、現金というケース。

ちなみに帰省したとき、残額がいくらかをチェックします。ヘルパーさんの伝票には買い物の金額が書いてあり、母の購入する買い物の額もだいたい検討がつくので、決まった額を渡しているから残額の予想が付きます。

しかし、たまに1万円単位でなくなることがあります。

なんか怖いからね、分散しておくようにしてるの
くどひろ
その発想いいねー

と模範的な対処をしながら、心の中ではいいと思ってません。その分散したお金が、どこかへ消えてしまうのです。しかし、数か月後に見つかります。母の「ひとり時間差へそくり」ですが、見つかるとなんかうれしいっていう・・・不思議なものです。

一番恐れているのが、ヘルパーさんに来てもらったのに、お金がなくて買い物にいけなかったというケースです。以前そんなことが何回かあったので、もしもの時のために少しだけお金を隠してあります。食材がないと、買い物にいけないので、最悪餓死します。そうならないように、乾麺とかも常備しています。

ヘルパーさん
あ、息子さんですか?今日はお財布が見つからなくて、お買い物ができません。
くどひろ
それでしたら、ここの引き出しをこうして、こうするとお金ありませんか?

今のところ隠し金庫のお金はつかってません・・・

今日もしれっと、しれっと。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ にほんブログ村 介護ブログ 遠距離介護へ
■2017年8月13日放送「ひだまりハウス(ニッポン放送)」のラジオ出演の音源はこちら

■わたしの最新刊です!
スポンサーリンク

 
認知症小銭
■わたしの1作目:名古屋フォレストクリニック・河野和彦先生推薦書!

4 件のコメント

  • 母は小規模多機能ホームを利用してるので、支払いは一箇所ですが、その分、1回が高くなります。最初の契約の時に「現金支払い」と聞いて、「いつ頃ですかか?」と尋ねましたが、なかなかはっきり日程まではわからないようでした。今のところ、ホームからは何も言われてないのですが、最近はお金を隠してしまって「盗られた」と「モノ取られ妄想」が拡大中なので、そろそろ支払いの時にパニックになりそうです(⌒-⌒; )実は今もお金がないとの事なので約2時間かかる実家に向かう途中でこの記事を読みました。くどひろ様の本やブログを読むと「あるある、こんな事〜」の話しが満載でみんな同じなんだとホッとします。

  • みるきーママさま

    今回の話があるあるにつながると思いませんでした、発信してみるもんですね。そして偶然なタイミングで読まれることも、びっくりしました。

    うちのお金隠しの方法、ひょっとしたら使えるかもしれませんね?読んでいただき、ありがとうございます!

  • くどひろ様のことですからもうすでにチェックしているかと思いますが、政府が介護保険の圧迫を利用に要介護1-2のヘルパーを縮小するだのなんだの言い出してますね。気をつけてください。 もし本格的に政府がそういうことするなら対抗する必要が有ります(パブコメ?これは募集されないと意味がないので団体でも作るとか・・・)要注意ですよ。

  • syumitektさま

    はい、そういうニュース出ていますね。
    うちは要介護1なので対象になりますが、そうなったときはこうしよう(個人的な対処です)という方法は考えています。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年より悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護中。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)