認知症の経過報告(25週間目・26週間目)・3400円の謎の金の小玉が届いた事件

認知症の母(70歳)が、コウノメソッドと出会って、どんな経過をたどるかをひたすら書いてます。

認知症の母の状態と、現在行っている認知症治療

・コウノメソッド実践医にアルツハイマー型認知症(軽度)と診断されたのが、2013年4月上旬?
・おそらく1年前くらいに発症、祖母が子宮頸がんで入院して家で1人になってから一気に悪化
・サプリメントのフェルガード100M(1日2回)と、お薬レミニール8mgを1日1回処方。
・2週間のうち、1週間はひとり生活、1週間はいっしょに過ごしました。
・26週目より、秘密兵器?ココナッツオイルとMCTオイルのミックス を使用

東京から到着すると、おでこに手をあて、ボーっとしている母が居た

東京から新幹線で移動、そこからバスに乗って自宅に到着したわたし。家のドアを開けると、珍しく椅子に座ってボーっとしている母がいました。

わたし: 「椅子に座って珍しいね~、なに?どうしたの?」

母:   「なんか熱っぽくって、食欲がないみたい」

わたし: 「ありゃ!鼻風邪は毎週だけど、熱は初めてだなぁ・・・どれ、体温計で熱をはかりますか?」

母:   「なんかぼーっとするから、さっき薬局に電話してルル(風邪薬)を配達してもらうことにしたんだよ~」

わたし: 「またまたぁ・・・、薬局って、配達なんかしてんの?しかも、ルル目の前にあるでしょ、ほら。電話したの?」

母:   「あれ、あるね~、でもルルはあっても、また必要だからさ」

目の前のルル以外に、薬の引き出しを開けてみると、そこにはルル未開封の箱がさらに2箱。で今回また注文したから、3箱になりました(笑)で、しばらくすると、ピンポーンと玄関のチャイムがなり、

薬屋:  「どうも~、くすりやでーす」

電話したとか言って、電話してないんだろうなぁ~ とわたしは推測してたんですが、どうやら本当に電話したようです。何がホントで、何がウソか、認知症の介護してると、わけわかんなくなりますよね?

薬屋:  「頼まれたルルと、あとこれね。合計で5700円です」

ちなみに薬屋さんと母は20分近く会話をしていて、わたしはなぜか身を潜めながら2人の会話を聞いてました。東京から帰ってきた直後で、事態がのみこめないままに、玄関のチャイムがなったのでつい、身を潜めてしまいました。その20分間は、くすりの服用の仕方を説明するんですが、しばらくすると母がまた服用について質問するという・・・・得意のループです。薬屋のおやじさんもなんか変だとは思っても、気づかないレベルです。

身を潜めながら思ったのが、「なんで5700円も払うんだ?と。ルルってたしか2300円くらいだから、どう考えても3400円合わないと。2箱買ったのか?」いろいろ考えているうちに、薬屋さんは帰り、母がルルとなにやら不思議な小箱を持ってきました。その小箱がこれ↓

maruai_1227

写真だとイメージつかないかもしれませんが、小さいビー玉くらいのこれが3400円って!「長城清心丸」 という滋養強壮剤らしいんですが、70歳の母に、薬屋さんはなんてチョイスを!しかもご丁寧に、金箔貼ってるし!いらねー、これ!!これ飲んだら、死んじゃうんじゃないのってくらいの代物です。

わたし: 「なに買ったの?こんな高いもの??」

母  :  「薬屋さんが配達だからって、勝手にもってきたんだよ」

母が薬屋さんに電話でなんて言ったのか?本当のところは分からなかったんですが、目の前に3400円の金の小玉が現実としてあります。4分割して飲むそうで、1分割 約800円のお薬です、ボーっとするっていうから、とりあえず母に飲ませました。

わたし: 「で、体温何度か見せて~」

母:    「はい体温計、何度かみてもらっていい?」

わたし: 「いいよー、どれどれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さ、さ、35.9℃って・・・・熱ないじゃん!!!!」

母:    「でも、なんかボーっとしたんだよね、さっきは。」

わたし: 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

東京から帰ってきて1時間も経ってないうちに、いきなりこれかい! って思いながら、あのお薬があまりに衝撃的だったので、記念写真をとろうとすると・・・あれ?

わたし: 「さっきのお薬の、残り4分の3ってどこいったの?金箔の玉は?」

母:   「あれ、どこにいったんだろ・・・ない・・・・」

わたし: 「え?5分前まで、ここにあった金箔のさぁ、ほら、小さい玉。さっき飲んだやつ~」

思わず、ハライチの澤部風なしゃべりに、いつのまにかなってました(笑)

1分割約800円で計算して、5分で2400円がどこかへ消えました。この2400円で、もう1箱ルル買えるんだけど・・・・それから1週間が経ちましたが、結局見つかりませんでした。事の真相を確かめるため、次の日薬局に行きました。

わたし: 「すみませーん、なんか配達とかやってないのに、うちの母がムリいって・・・」

薬局:  「いーえ、配達やってるんですよ。大丈夫ですって。お母さんとは古いつきあいですから。」

わたし: 「それはそれは・・・・、ちなみにあの高い金の玉ってなんですか?」

薬局 : 「あれはお母さんにと思って、こういうものを用意しますと説明して、お母様納得されてましたよ。」

わたし: 「あの3400円の玉、すでに失くしてしまいまして・・・というか、うちの母認知症なので、今後はわたしが買いにきますんで。」

薬局 : 「それは大変ですね~、分かりました、ちゃんと認知症のお薬は飲んでるの?」

家に帰って固定電話機を見ると、見慣れない電話番号のシールが電話機に貼ってあって・・・スマホでググると、それは薬局の電話番号でした!ってことで、早速剥がしました。ひとり暮らしだから、体調の変化の拠り所にしていたのかもしれませんね・・・

この週は要介護認定の更新であったり、吹きこぼし過ぎで動かなくなったガスコンロの修理、メガネや財布がなくなる・・・認知症小ネタ集が作れる日々でした。書きたいんですが、本当に長くなるので、次の結論で唯一よかったことを。

結論

レミニールを4㎎から8㎎に増やした結果、中途半端な中間の記憶(2週間前とか1か月前とか)を、思い出す回数が増えてきました。またフェルガードも継続中ですが、こちらはひとりで完璧に服薬管理ができてます。でもって、今週からはココナッツオイル&MCTオイルのミックスが、アルツハイマーに効くとのことで、コーヒーに入れて飲んでます。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ にほんブログ村 介護ブログ 遠距離介護へ
■2017年8月13日放送「ひだまりハウス(ニッポン放送)」のラジオ出演の音源はこちら

■わたしの最新刊です!
スポンサーリンク

 

ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)