認知症の経過報告(6週間目)

認知症の母(69歳)が、コウノメソッドと出会ってどのような認知症の経過をたどるのか、ブログに残していきます。

認知症の母の状態と、現在行っている認知症治療

・アルツハイマー型認知症と診断されたのが、2013年4月上旬?
・症状自体はおそらく1年前、祖母が子宮頸がんで入院して家で1人になってから一気に悪化
・脳の委縮はほとんどなく、軽度の認知症と診断
・現在服用しているのは、フェルガード100Mのみ。1日2包服用
・この週はわたしは実家に滞在

6週目はサービス担当者会議しました!

サービス担当者会議(略してサ担)を、この週はしました。ケアマネージャーさんが司会をしてくださって、コウノメソッド実践医の病院の看護師さん、サービス提供責任者(略してサ責)、わたしと母の計5名です。半年前にも一度サービス担当者会議をしたのですが、その時とはまるで違うメンバー構成でした。

前回は看護師さんがおらず、ここにデイサービスの所長さんがいたのと、何よりわたし自身の知識がなさすぎました。認知症の事が分からなければ、コウノメソッドにも出会ってない、ヘルパーさんの役割もいまいち分かってない・・・わずか半年のはなしですが、ホント自分で努力したなって思ってます!

5月の残りのケアプランの作成と、6月以降のケアプランの見直しが議題で、1時間くらいは話したと思います。(半分は母の脱線話と、認知症リピート話ですが・・・)で、ケアマネさんがサ担の最後に、『ではこの ”チーム” で、今後進めていきたいと思います!』 って言ったんですよ。

・・・チーム? 確かに言われてみれば、これだけのみなさんに支えられているわけで、本当にチームだよなって。おそらくチームのリーダーって、形的にはケアマネさんかもしれないけど、やはり家族である自分が、しっかりしないとなっ!そう思った瞬間でした。でも、抱え込まないのが私のスタンスであり、ブログのポリシーなので、みなさんに協力してもらうところがポイントです!

わたしが思うにこのチーム、ベストメンバーだなって。あとはかかりつけ医をチェンジすれば、完璧です。ここまでいろんな事があったんですが、なんか努力の成果がここに出たなぁ・・って思います。

会議の決定事項はというと、

1.週1回のゴミ捨て、週2回の買い物
2.月2回、看護師さんが30分来てくださって、様子を見る → コウノメソッド実践医へ報告
3.”緊急時訪問介護加算” を新たに付け加える
4.服薬管理(フェルガードを1日2回飲んでるか)をチェック

そして、わたしの服薬管理の新兵器?をみなさんにお見せしました、新兵器がこれです↓
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はい、曜日別の服薬管理用タペストリーを、通販で買いました!ヘルパーさんと看護師さんが、ふわっとした感じで服薬管理をするということになりました。なぜ、ふわっと というかというと、これはあくまでサプリメントだから。飲まない日があっても、そんなに影響がないし、逆に飲み過ぎてもそんなに問題がないということで、ふわっと お願いしました。

もうひとつ意味があるんです。いずれフェルガードに加え、コウノメソッド実践医の先生から、アリセプトの処方指示がくると思っています。アリセプトはアルツハイマー型認知症の”きちんとした” お薬ですから、フェルガードのようなふわっと感ではまずいです。だから、服薬管理のテスト期間ということで、今はこれでいいと思っています。

新兵器タペストリーの効果は?

わたしが投入した新兵器。効果はどうだったかというと・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

うーん、イマイチ機能してません。まずはこのタペストリーをどこに置くかで、2日ぐらいかかりました。いろいろ試して、一番目につく冷蔵庫のそばに設置。それはよかったんです。その後の母の行動は、次のとおりでして・・・・

冷蔵庫のそばのタペストリーから、フェルガードをとる → テーブルの上に置いて、飲む準備をする → 準備して満足する → 別の引き出しにしまう(笑)

意味ねー、タペストリー!(笑) 順調にタペストリーから、フェルガードが減っているので、週の中ごろまでは、”よしよしっ” って思ってたんですけど、ある日なにげに引出しを開けると、フェルガード3包が出てきて・・・・言葉を失いました。

次の週はわたしがいなくて、ヘルパーさんと母のみで服薬管理をする初めての週になります。こんな調子で大丈夫かぁ~

結論

認知症の症状自体に何か変化はなし。今までどおり、まずまず安定はしている。服薬管理が今の課題・・・・

フェルガードについての詳細記事は、フェルガードという米ぬかサプリメントとコウノメソッドのはなし に書いてあります。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか