四十九日までの事を 「流行語大賞」 を意識して書いたら、おかしな事になった

1.四十九日が終わった後の 「香典返し」 の手配

「香典返し」って、頂いた香典の半分をお返しするとか、3分の1とか・・・いろいろあります。

認知症の母は残念ながら管理ができないので、わたしがやっているのですが、事情を知っている ?”23年前に出て行った、別居中の父”? から、葬儀に引き続き、うれしい留守電が寄せられました(苦笑)

父: 「うちの兄弟にちゃんと 「香典返し」 しろよ、3分の1以上返せばいいから。以上」

改めて解説しますと、父はお通夜~葬儀まで全欠席です。香典も1円も出してません。お通夜前の準備だけ来て、葬儀に口出しだけして帰りました。
(詳しくはこちら →?【愚痴】家を出て行って23年の父が、突然お通夜会場に現れた!?)

以前、こんな事を言ってたのも、思い出しました。

父: 「おれが言ったから、あと前におれが香典出しているから、香典もらえたんだぞ!」

改めて文章にして見直すと、ひどい・・・・この文章をなんとかマイルドにしないと、読む人に失礼だな・・・そう考えていたところ、「流行語大賞」 のニュースが。流行語をはさんで、マイルドにしてみよう!ということで、まずはおなじみの、

「倍返しだ!」  

香典を返す、返さないのお話だから、「倍返し」 いけるかなぁ・・と思ったら、香典を 「倍返し」 したら、大赤字・・・うまくはさめてない。父から電話がいずれ来るだろうから、そしたらキレ気味に言ってやることにしよう!

「倍返しだ!」

父は半沢直樹見てないから、きっと

父: 「香典倍返しなんかする人なんていないんだぞ、逆に相手に気を遣わせるだろ!」

と普通に返してくるでしょう・・・文章も妄想もひどいな、自分。マイルドどころか、路頭に迷ってる・・・・

こちらのご兄弟にはいっぱい返しておかないと、あとあと面倒な事になるので、カタログギフトの高いやつを手配しました。中には「8割返しだ!」 って人もいます。面倒ですね、出席者のお返しの金額を考えるのって。

四十九日までの準備と並行して、相続もやってます。

2.認知症の母、印鑑もなくす

銀行の相続、不動産の相続もそうなんですけど、印鑑登録してある印鑑や印鑑証明がいるんです。相続には大量の書類が要ります、小木曽に盗まれないかな・・・

以前、亡くなった祖母の通帳を捨てるという暴挙をやった、認知症の母(70歳)。期待してなかったけど、印鑑登録した印鑑あるか聞いたら、即答で

「ないっ!」

やっぱりか・・・・

委任状を母に書いてもらって、印鑑登録に行くも、当日は発行してくれないんですね・・・

「いつ頃、必要ですか?」 と役所の方がいうので、

「今でしょ!」
(実際は「東京から来ているんで、今日です」と。)

仕組み上、最短でも2-3日後だそうです・・・「じぇじぇっ!」

雑に流行語を扱ってしまいました・・・・能年ちゃんに怒られます。個人的には安田大サーカスの団長の、大和田常務のモノマネがツボです。

注)最初愚痴をストレートに書いたら、自分で読んでも不快だったので、流行語大賞の言葉を無理にはさんだら、もっと不快になりました。「お・も・て・な・し」は、さらに不快になるので、やめます。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか