遠距離介護を1か月放棄します!

8月は遠距離介護を放棄して、ずっと東京にいることになりました!

介護疲れでいやになったから・・・・ではなく、妹が長期休暇を取るということで、1か月だけ介護交代です。

2012年11月に祖母が倒れてから、隔週で遠距離通勤?しています。たまに2週間空けることもありますが、1か月という長期は今回が初。祖母が亡くなりましたし、在宅介護体制はこの1年8か月で盤石なものになっているので、そんなに心配していません。

ヘルパーさんは週2回来ますし、訪問看護師さん、訪問作業療法士さんも来てくれます。何かあった時は電話をもらえるようになっています。本当にありがたいです。とはいえ、今週は長期不在のための 「準備」 をいろいろしています。例えば、

・トイレットペーパーとティッシュペーパーは、ヘルパーさんも見落とす事が多いので、買いだめしておく
・生活上の注意点を列挙して、妹に渡す
・捨てられるゴミはできるだけ捨てておく

細かい話すぎて、誰の得にもならない情報です(笑) あとは今週いらっしゃるヘルパーさん、作業療法士さんへのご挨拶です。

「長期不在になりますが、よろしくお願いします。といっても、いつも通りでいいんですけどね」

宜しくと言われても・・・というのがヘルパーさんの正直な気持ちだと思いますが、買い物の仕方もいつもとは違うという意味でご挨拶しています。ヘルパーさんにお願いすると、多少ですが冷蔵庫の在庫の偏りが生じます。

・なんか知らないけど、1人暮らしなのにパンが3斤ある(母がいろんなところに置くため)
・どこからもらったか、白菜がまるまる1個ある
・賞味期限切れの厚揚げがある

わたしがいる時は、これらの在庫の偏りを修正するような献立を考えて、母に作らせます。1週間も居ると、冷蔵庫の在庫は適正化されます。でも今回は1か月。9月帰省時の冷蔵庫を開けるのが正直怖いですが、妹には怪しい残り物や腐りかけの野菜は捨てるようにお願いしてます。

ひとりでがんばらない というブログサブタイトルを、ガチ実践する時が来ました!

熱は出すし、指は切るしで最近ちょっとしたイベントが多い母ですが、1か月遠距離介護を放棄したらどうなるか実験ですね。お茶でも飲みながら、都内で1か月を過ごしたいと思います!

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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

初めまして。
一人娘の私は東京で暮らしています。山形に暮らす母は父が亡くなってから一人暮らしで8年間頑張っていましたが、昨年7月にグループホームに入居しました。

歳をとるにしたがい、転んで怪我(圧迫骨折)で入院したり、脳梗塞で入院したり(デイサービスの職員さんが早期に気が付いてくれたおかげで後遺症などはありませんでした)、気分が悪くなり緊急通報のお世話になったり、ハラハラドキドキの毎日をおくっていました。
その頃は電話がなるのがスゴく嫌でした。(笑)

東京で暮らすのは嫌だ、まだ一人で大丈夫という母を半ば強引に施設見学に連れ出し、ケアマネージャーさんにも説得してもらい、入所に至りましたが、山形で一緒に暮らしてあげられたらそれが一番良いのかも……という、自責の念は今でもあります。

1年たって、施設と働く職員さん達にも慣れてそれなりに安心して暮らしてくれていると思います。
私は月に1回3日間くらいのペースで会いに来て、母と実家で過ごしています。

くどひろさんのブログを読んで、しれっとしれっとの言葉に励まされ、和ませていただいております。
ありがとうございます。これからも応援しておりま~す♡(´˘`๑)

嶋田さま

コメントありがとうございます!

月1回会うことは、すばらしいと思います。ついつい半年、1年と会えないでいる人はいっぱいいるので、できそうでなかなかできないことだとわたしは思います。

しれっとが意外とお役に立っていることが多くてわたしも驚いているのですが、和んで頂けてうれしいです。今後ともよろしくお願いします!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか