【40代・50代・60代】介護する世代の「もの忘れ・ど忘れ」調査結果

もの忘れ ど忘れ 40 50 60

先日、こんなことがありました。

くどひろ
タイトなジーンズにねじこむ人って、誰だっけ?

フレーズが浮かんだのはよかったのですが、名前が出てきません・・・1分かかって『BoA』と出てきたのですが、このようなどうでもいい情報が思い出せないことが増えました。さらに・・・

くどひろ
あの・・・革でメッシュ編みした高級ブランドって、なんだっけ?マグナカルタじゃなくって・・・

答えはボッテガ・ヴェネタ。答えの雰囲気だけはなんとなく分かって、間違えるのがわたしの特徴です。(マグナカルタはだいぶ遠いか・・・)一方で、原稿の締め切り、友人との待ち合わせは絶対に忘れません。現在44歳ですが、40代中盤に差し掛かって、なんかど忘れが増えたなぁと感じます。

2冊目の本で取材させて頂いた日清オイリオグループさんの「ど忘れ」レポートを見つけたので、今日はこちらをご紹介します。

具体的にどんな内容を「もの忘れ・ど忘れ」してしまうのか?

中鎖脂肪酸 認知症リスク対策PJ(プロジェクト)の調査で、40歳から69歳までの男女1200人に調査した結果です。まず、もの忘れやど忘れをすることがあると答えた人が79.5%でした。そして、週1回以上そういう経験があると答えた人が、55.5%もいました。結構、多いですよね?

具体的に何を忘れるかという調査結果は、グラフをそのまま引用します。

引用元:日清オイリオグループ中鎖脂肪酸 認知症リスク対策PJ調べ

1位はドラマや映画のタイトルが思い出せない、2位は立ち上がって、何をするか忘れた、3位は簡単な漢字が思い出せない、4位は電話番号と住所が思い出せない、5位はパスワード、6位は今日が何日か分からないという結果になりました。

みなさんは、どうですか?

わたしは6位が該当しますが、カレンダーやスマホで日付は確認するので、そんなに気にしてません。5位のパスワードは、ツールを使って呼び出すので覚えなくていいです。4位の電話番号も、最近はLINEやメールがメインです。電話は使わなくなったので、逆に電話が鳴るとドキッとします。病院か!ケアマネか!と、勝手に心配してしまいます。

歳だと感じる瞬間はというアンケート結果

歳だと感じる瞬間についても、グラフを引用します。


引用元:日清オイリオグループ中鎖脂肪酸 認知症リスク対策PJ調べ

1位は会話の途中で「あれ、あれ」言う、2位は徹夜がつらい、3位は同世代のミュージシャンが老けた、4位は探しものをして、何を探したか覚えてない、5位は脂っこい食事をした翌日の胃もたれ、6位は宴会の2次会を断って早く帰りたいとなってます。3位は笑ってしまいました、そこ見るかって。

わたしが歳を感じる瞬間は、「とにかく痩せない」ということです。そのクセ、食欲だけはめちゃめちゃあります。正月にケンタッキーのお重を食べたら、自己最高体重を記録しました。やばいと思って、ジムに通い詰めて体重を戻しましたが、1週間近くかかってしまいました。以前は、こんなにかからなかったのに・・・

老いへの対策

わたしが一番忘れて困ることは、ブログやコラムの元ネタです。母の認知症の症状から考えたことや調べたこと、本を読んで思ったことなど、すぐメモするようになりました。しかし、そのメモを読んでも、字が汚くて読めなかったり、思い出せないことが(笑)

あとは「すぐやる」ようになりました。新幹線のチケット手配、原稿の締め切り、思いついたらすぐやってしまえば、忘れることもありません。

もの忘れ対策としては、母が飲み忘れたフェルガード100Mを自分が飲んだり、2冊目の本に書いた油を使って中鎖脂肪酸を母と一緒に摂取しています。これは積極的というわけではなく、なんとなくやってます。

日清オイリオ・中鎖脂肪酸サロン

今回ご紹介したレポートは、日清オイリオさんが力を入れている「中鎖脂肪酸」のレポートのひとつです。日本認知症ケア学会で発表されたり、中鎖脂肪酸を使った商品開発にも力を入れています。

ココナッツオイルが変なカタチでブレイクして、下火になってしまったので忘れ去られていますが、うちは粘り強く試しています。(ココナッツではなく、中鎖脂肪酸の摂取)

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

4件のコメント

正常な方の物忘れは、記憶を管理して居る前頭葉の機能障害が、原因では無いかと考えています。
記憶は、されて居るけど思い出せない。と言うことが起こります。
歌と歌手の名前と容姿は別々の場所に保存されて居ると、言われています。
歳をとるとこの三者の関連付けが上手くいかなくなる様です。

CTで見て居ると、歳とともに萎縮して行く領域が有ります。
前頭葉と脳幹部・小脳が萎縮が、早い領域です。
この為歳をとると、記憶の管理に障害が起こり、ど忘れが増えるのだと思います。
この領域の萎縮の原因として、血流障害などによる酸化ストレスの関与が、大きいと私は考えています。
血流障害の原因として、動脈硬化が大きな要因だと考えています。いわゆる生活習慣病と言うわけです。
前頭葉の機能回復に、フェルラ酸やグルタチオンなどの抗酸化作用が強い物質が有効なのは、確認されています。

私も,今まで2度酷い物忘れを起こして居ます。
最初は、30代後半でした。ヘビースモーカーだった事が、原因でした。禁煙で改善しました。2度目は、40歳代後半でした。50歳代になると、処理しなければいけない仕事は、メモで管理する必要になって来ました。同時に二つの仕事を始めると、片方の仕事は完遂出来るのですが、他の仕事のことは全く頭に残らず、その仕事があった事すら記憶になくなる様になりました。それを救ってくれたのが、フェルラ酸でした。
50歳代半ばから飲んで居ます。60を超えた今でも仕事を続ける事が出来るのは、フェルラ酸のお陰だと考えて居ます。
私が、一番効果を感じたのは、フェルラ酸+アシュワガンダの組み合わせです。前頭葉の機能改善効果が非常に高いと考えて居ます。
最近は、ガーデンアンゼリカは、本当に必要と考える様になって来ました。
後記憶障害に良いのは、プラズマローゲンと友人に教えてもらいましたが、私はまだ使って居ません。

小関先生

保存する場所の話、酸化ストレスの話、勉強になります。そこからの抗酸化作用のお話、すごく納得です。

アシュワガンダが入ったフェルガードAが無くなってしまったので、久々にこのコトバを見ました。なるほど効果のある組み合わせなんですね。介護仲間はプラズマローゲンの効果を認めていて、何かあったときのためにリストアップしております。

アシュワガンダは、海外ではサプリメントとして発売されて居ます。日本では、成分の一つが医薬品に指定されておりサプリメントとして発売できません。
サプリメント業者から,jarrow社のアシュワガンダを、個人輸入の形で入手して居ます。300mg60カプセルで2500円前後です。1日1カプセルですから、2ヶ月分になります。包接体にしたフェルラ酸が入手できれば、フェルガードは辞めたいんですけど……………。
包接体を製造している会社は、わかって居ますが,それを製造委託しているのは、グロービアです。今のところ他に取り扱っている会社は、有りません。グロービアが、フェルガードのフェルラ酸を全て包接体にしてくれれば、良いのですが……。

小関先生

全て包接体にすると、コストや持続力がどれくらい違ってくるのか気になります。コストが上がったとしても飲む回数が減れば、母の飲み忘れる機会も減るかな・・なんて考えてしまいました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか