10年後、バレンタインデー・ホワイトデーが認知症デーになる

カカオ もの忘れ

明日はバレンタインデー、1か月後はホワイトデーです。

わたしのような第二次ベビーブーム世代は、女性が男性にチョコを渡して告白する日だと思ってます。ところが数年前から「友チョコ」が当たり前になり、さらに進化して「パパチョコ」「ジジチョコ」な時代が今です。

トレンド総研がおこなった「オトナのバレンタインに関する調査」によると、「今年バレンタインデーにプレゼントを贈る予定の相手」の第1位はやっぱり「夫」(49%)。とはいえ、「交際相手」と答えた人は17%で、「好きな人」にいたってはたった4%という結果でした。 一方で、「父親」と答えた人が36%、「祖父」という回答も11%あって、「同性の友人」(10%)を上回り、「友チョコ」よりむしろ、トレンドは「パパチョコ」「ジジチョコ」にあるようなのです。(引用元:女子SPAhttp://joshi-spa.jp/189362)

来月のホワイトデーは、「ママチョコ」「ババチョコ」がやってきます。

カカオが認知症予防に効果

一方でチョコレートに含まれるカカオ(含有率が高いもの)が、認知症に効果があるという研究結果が発表になっています。

フィル・レンパート氏は、the journal Hypertensionの研究で、軽い認知症を持つ高齢者にココアフラバノールの含まれたチョコレートを与えたところ、認知力テストで良い結果が出たと報告している。引用元:医療News

バレンタインデー商売の経験があるのですが、当時は友チョコへとシフトしていく過渡期で、世の中ってどんどん変化するんだなぁって実感したものです。

菓子販売店、雑貨店のみなさま、今後のバレンタインデーのプロモーションは従来の方法から、「パパ・ママチョコ」、「ジジ・ババチョコ」を打ち出して、認知症予防まで絡めてみてはいかがでしょうか?

認知症を扱うメディアは不安を煽りがちですが、こういったポップな仕掛けと絡めればいろんな誤解も減り、もっと浸透してくれてライトなものになっていってくれるんじゃないかなと。10年後は分からないですよ。ちなみに世界アルツハイマーデーは、9月21日です。

ちなみにマクロミルの 「バレンタインはどんな日?」 調査がこちら。女性陣にとっては日頃の感謝を伝える人が最も多く、男性陣は普段と変わらない日(笑)


(引用元:http://www.macromill.com/r_data/20150122valentine/index.html)

最近、認知症にこれが効く!というTVが多くて、うんざりされている方が多いと思うのですが・・・・

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか