出版前の想像と現実が違っていた3つのこと

医者には書けない認知症介護を後悔しないための54の心得

GWモードの、ゆるいエントリです。TBSドラマ「重版出来」に、ドはまりしております。今日は、出版前に想像していたことと、現実が違っていた3つをご紹介します。

1.作家は旅館みたいなところに缶詰めで、編集者に催促される

「先生、原稿まだですか?」

ドラマでよく見かけるこの光景。編集者と何度もお会いして、家まで来て催促されたりするのかな?って思っていたのですが、実際お会いしたのはたったの1回。しかも、出版前の面談だけでした。

連絡はほとんどメールで、作家さんによっては紙ベースでやりとりする方もいらっしゃるようですが、わたしはメールでした。(メールの数は、もちろん多い)WORDの縦書きで、やりとりをします。

途中から本のようなカタチ(フォントが本と同じになる)になってからは、PDFでした。PDFを家で紙に印刷します。紙を節約したいので、1枚2ページで印刷して、赤ペンを持ちながら読みまくりでした。

ちなみにわたしのポリシーは、締切は絶対!締切を守れば、特に催促されることもないんですね。意外としれっとしてました。

2.本のタイトルは出版社が決める

人によるかもしれませんが、わたしの本のタイトルも出版社が決めました。タイトルはとても大切なので、出版社の会議で決まるようです。タイトルを頂いて、「了解です!」わたしはこんな感じでした。

3.本の一番の読者は編集者である

「作家以外で、本を一番読んでいるのは編集者」

もっと読んでくださっている読者さんもいるかもしれませんが、このコトバを聞いて確かにそうだなぁと。何度も何度も読んでくださって、それはもう面白いアドバイスをもらいます。

いろんな編集があるようですが、わたしの場合は文章が大きく変わるようなこともなく、そのまま本になりました。順序が大きく変わったのと、バッサリとカットされることが多かったように思います。

どの順番で心得を並べるのか、どの接続詞を使うのか、語尾のクセを指摘され、とてつもなくスキルアップします。

作家・はぁちゅうさんのブログ「良い編集者さんは、良い感想をくれる人だと思う」を引用すると、

作家っていうのは、「感想をもらうために書いてる」と言っても過言ではないと思うんですよ。そうじゃなきゃ、(ネット用語を使ってみると)「チラシの裏にでも書いてれば」いいわけだし。
引用元:http://lineblog.me/ha_chu/archives/56832521.html

たしかにそうです。出版から半年経っても、読者の皆さんから感想を頂けるので大変ありがたいです。出版社に感想が集まるのかな?と思ったのですが、わたしの場合は直接ブログに感想を頂いてます。メールで頂くことが多いです。

お会いした方でよく見かけるのが、付箋です。本に付箋が何枚も挟まっていて、線とかひいてくださっている本を見せられると、泣きそうになります。読んでもらっている感が、ひしひし伝わります。

作家も何度も読み直しをするわけですが、読みすぎるとこんな感情が襲ってきます。

  1. 最初は面白い!と思って、自信満々に書く
  2. 読み直すと、あれ?なんか違うかな?と不安になる
  3. オチが分かっているのに読み直すから、驚きもなくだんだん面白くなくなる
  4. 最後には、これで出版していいのか、不安になる

重版出来を見ていると、出版社の営業さんが書店回りするシーンで、自分が行った書店が出て来たり、書店員さんの忙しいタイミングで話しかけてしまって、後悔したりするシーンなんか全く同じです。

とにかく「分かるぅ~」というシーンが連発で、出版を考えていらっしゃる方は、絶対にみたほうがいい作品です。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)