「3つのピック病」の特徴とその症状

ピック病の特徴と症状

認知症の母(70歳)はつい最近、アルツハイマー型認知症からピック病(前頭側頭葉変性症)へと診断が変わりました。ピック病に関しては、今まで下記2つを記事にしました。

【認知症】 「ピック病」 介護者の5つの対応・対処法

2014.01.14

「アルツハイマー型認知症」 か 「ピック病(前頭側頭葉変性症)」 その違いについて

2014.01.12

今日は「ピック病」を細かく分けると、3つの種類に分類され、それぞれはっきりとした特徴があるのでご紹介します。

前頭側頭型認知症

うちの母は、この前頭側頭型認知症に属しています。50代や60代前半で発症することも多く、また同じ行動を繰り返す 「常同行動」 が特徴です。この常同行動を遮るような事をすると、かなり怒ります。うちの母の場合だと、

・夕食を食べ始める時間は17時40分から
・そんなに雪が降ってなくとも、決まった時間になると 「雪かき」 をはじめる
・ご飯を炊くときは、1人暮らしでも1回につき必ず3合炊く

これらを変えようとすると、かなり怒ります。もっと強い 「常同行動」 もありますので、うちはまだ緩やかな方です。こちらに関しては上記2つの記事に詳細に書いたので、ご覧ください。

意味性認知症

言葉の 「意味」 だけが消えていくという認知症です。

「りんご」

を見せて、「これは何ですか?」 と質問しても分からない。さらに、「りんごって何?」 とまで聞いてきます。まるで初めて見たかのような対応です。わたしがお世話になっているコウノメソッドでは、こんな質問をして判定します。

「サルも木から?」「弘法も筆の?」   

意味性認知症の方は、このことわざの続きの回答ができません。うちの母は即答できるので、意味性認知症ではないという判断になります。

進行性非流ちょう性失語症

これはスムーズに言葉が出なくなる というのが特徴です。でも、アルツハイマー型認知症の特徴である、”もの取られ妄想” であったり、レビー小体型認知症にある、”幻視” などが見られません。

ピック病についてはまだまだ情報が少ないし、誤診されることもあります。我が家はピック病という判断ではありますが、アルツハイマー型認知症の特徴であるもの取られ妄想もありますし、とても微妙です。関連書籍もまだ少ないので、情報収集してブログで公開していきたいと思っています。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年より悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護中。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)