「フェルガード」という米ぬかサプリメントと「コウノメソッド」について

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コウノメソッドには欠かせない「フェルガード」

「フェルガード」ですが、認知症治療法の 「コウノメソッド」 を実践する上で欠かせないサプリメントです。わが家も2013年4月より利用、おかげで母は安定した生活を送れています。

その効果について、こちらのブログで定期報告しております。口コミや評判がネット上にありますが、今回は先日参加したコウノメソッド講演会で習ったものを含め、他とは違うフェルガードの説明をします。

<追記:2017.10.06>
フェルガード100Mの臨床研究が評価され、日本認知症予防学会「認定サプリメント★」になりました。これにより、フェルガード100Mは科学的根拠(エビデンス)に基づいたサプリメントであることが学会から認められました。

フェルガードとは?

  1. 米ぬかから抽出した天然ポリフェノール 「フェルラ酸」
  2. ヨーロッパの伝統的なハーブである 「ガーデンアンゼリカ」
  3. インドの伝統的ハーブである 「バコパモニエラ」 

の抽出物が含まれた米ぬかサプリメントです。「フェルガード」 には種類がありますが、

  1. フェルラ酸・ガーデンアンゼリカ・バコパモニエラの含有量の違い
  2. 顆粒タイプか、錠剤タイプか

というように分けられます。1.に関しては、特にガーデンアンゼリカの含有量が違います。以前は一般向けにも販売されていましたが、現在は医師の紹介でのみ販売されています。販売終了に関しては、下記記事で詳しく解説しています。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

フェルガードの種類と使い分け

これはコウノメソッド講演会で紹介された話です。ガーデンアンゼリカの量が多いフェルガードを ”strong”、少ないものを “mild” と紹介されていました。

<強さ>
Strong: NewフェルガードLA(1包あたりフェルラ酸100mg、ガーデンアンゼリカ100mg
Moderate: NewフェルガードLA粒(1包あたりフェルラ酸50mg、ガーデンアンゼリカ50mg
Mild: フェルガード100M(1包あたりフェルラ酸100mg、ガーデンアンゼリカ20mg

フェルガードの購入場所

フェルガードを扱う医療機関かどうかを、まず確認することが大切です。それ以外の病院へ行っても、サプリってなに?と言われてしまって、医師と会話になりません。下記サイトで、調べることが可能です↓

その病院で、販売している薬局を紹介してもらいます。もし、近くに薬局がない場合は、直接グロービアに問い合わせてください。購入方法を教えてもらえますし、直販の場合は送料無料、代引手数料も負担してもらいます。医師に紹介してもらってから、連絡してください。

我が家のフェルガード100MとフェルガードB
フェルガード

フェルガードはいつ飲む?食前?食後?

飲むタイミングは、食前がいいようです。また牛乳と一緒に飲むと効果が薄れるという事も、コウノメソッド2013に書いてあります。

わたしのかかりつけのコウノメソッド実践医自身も、その看護師さんもたまに飲んでいます。フェルガード100Mの味はとても甘くておいしいです、母もお気に入りです。フェルガードBは、緑茶抽出物のせいか苦味があります。

健康な人はフェルガード100Mは、自由に服用していいとのこと。ただし、それ以外については医師の助言が必要だそうです。健康な人の話です、念のため。わたしも母の飲み忘れたフェルガードは、たまに飲んでます。

フェルガードチャレンジテストとフェルガードカクテル

これはコウノメソッド講演会で紹介された2つの方法です。フェルガードチャレンジテストでは、2パターンの処方紹介がありました。

Aパターン:
1か月目(朝2包、昼2包、夕方1包)
2か月目(朝2包、夕方1包)、3か月目(朝1包、夕方1包)

Bパターン:
1か月目(朝1包、夕方1包)
2か月目(朝1包、夕方1包)
3か月目~5か月目(朝1包、昼1包、夕方1包)
6か月目(1日4包)

Aパターンは何をしたいかというと、1か月目から大量に処方して、効いたら2か月目から減らして、3か月目から維持するというやり方です。一方Bパターンは、様子を見ながら少しずつ増やしていくパターンです。

このフェルガードチャレンジテストは、フェルガード自体がそれなりにコストがかかるので、早めに集中して処方することで、半年間の消費本数を減らすというお話でした。Aパターンで半年間で480本、Bパターンで510本で、早く治したい場合にAパターンを推奨されていました。

フェルガードカクテルは、朝、昼、夕と少しずつガーデンアンゼリカの量を減らしていく飲み方をすることで、興奮性を夜に向けて弱めていくという方法が紹介されました。

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今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか