高齢者の「大腿骨骨折」と認知症と寝たきりとのはなし

送り出し

祖母(89歳)が病院のベットから転落し、大腿骨を骨折。急きょ別な病院へ転院させ、89歳という高齢での全身麻酔リスクを背負いながらも、無事手術は成功。今日はその祖母が、元の病院でリハビリに臨むというお話です。

高齢者の病院内での 「大腿骨骨折」 が多いという現実

わたしはレアケースとばかり思っていましたが、高齢者が病院内で大腿骨骨折をするケースというのはかなり多いんだそうです。病院内だけではありません、介護施設も同様です。家族は病院で、骨折手術をするかしないか という決断を迫られます。

うちの場合は

『手術をしないと、このまま寝たきりになってそのまま亡くなってしまいます』 

という選択ができない説明を病院側から受けたので、全身麻酔リスクも了承して手術に踏み切りました。大腿骨骨折よりも、骨折後にどのような経過をたどるか という事が重要です。祖母の場合は、高度の認知症というハンデがありました。

「歩きたい!」 

という本人の意思は認知症のためになく、家族側の希望でなんとかリハビリをして歩くようになってもらいたい!そんな気持ちでした。

あるお医者さんが言う「大腿骨骨折」の現実

手術は成功しましたが、寝たきりになりました という下記お医者さんの記事を読んで、これが現実なんだな と理解しました。

手術後に寝たきり老人が完成する、認知症であれば認知症はさらに悪化する。病院のリハビリも時間がかなり少なく、意味がない?という内容の記事です。

同じような環境にある方、一読してみてください。結局は病院がというよりかは、“家族としての強い意志” が大切なんだなと。ただ、遠距離介護のわたしには、その強い意志が働いてないし、在宅介護の苦労も考えてしまいます → 在宅介護で苦労した点とは?(LIFULL介護:旧Home’s介護)

「大腿骨骨折」のリハビリのゴール

大腿骨骨折のリハビリのゴール という記事も、大変参考になった記事です。家族として ”歩く” というゴールではなく、車椅子生活を選択するというおはなしです。いろんな体験談に勝るものなしです、お医者さんに言われて納得できなくとも、ある記事で納得してしまいました。

これでわたしも車椅子生活をゴールにしてもいいのでは?と思うようになりました。結局、本人(認知症)がリハビリという意識がなければ、いかに周りがリハビリを促しても、それは強要でしかないのです。それはお医者さんにも言われ、確かにそうなんですが・・・・ 祖母は骨折を機に、ベットに寝ている事が多くなりました。

以前より元気がないのが気がかりですが、もうちょっと元気になったらせめてベットよりも起きている時間が長い、環境のいいところへ移してあげたいと思っています。

追記

この後、病院のソーシャルワーカーさんにお願いして、老人保健施設やサービス付高齢者向け住宅を探しました。わたしも聞いた情報を基にネットで介護施設を探しては、見学に行くということを繰り返しました。

病院のベットに寝かせておくと、認知症の進行も早まるし、体力は驚くほどのスピードで衰えていきます。最終的にはベットから起き上がることすらできなくなりました。結局退院させようとすると、子宮頸がんが悪さをして発熱。何回か繰り返したのち、病院から最期までうちでと先生に言われてあきらめました。

検索に便利な「老人ホーム・介護施設 比較サイト」 7つを選んでみた!

2014.04.27

今は認知症の母の介護をしてますが、もし同じ状況になったら絶対病院には置きません!訪問リハビリを利用して、在宅介護にします。退院させようとしたことは正しかったと思っていますが、もっと早く行動していたらと未だに後悔しています。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年より悪性リンパ腫の父も、別拠点で在宅介護中。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)