認知症に「フェルラ酸」が効果ありのニュースがファンケルからも

フェルガードB フェルラ酸

株式会社ファンケルのプレスリリースです。

株式会社ファンケルは、予防医療に関する研究を6年前から行っており、その一環として、米ぬかに含まれる「フェルラ酸」の研究をしています。「フェルラ酸」については、様々な認知症モデルの改善と予防に関する有効性が多数報告されています。当社はこのたび、認知症発症原因の1つであるリン酸化タウタンパク質の蓄積を低下させる作用を有することを新たに発見したのでお知らせします。
引用元:http://www.fancl.jp/news/pdf/20160419_ferurasansinkinou.pdf

このリン酸化タウタンパク質が、認知症発症20年前から蓄積して脳内への悪影響を与えることを低下させるという話なのですが、このニュースの何がうれしいかって、「フェルラ酸」が効くってファンケルも言ったということです。

フェルガードの種類

4年目に突入したコウノメソッド。3本柱のひとつがサプリメントの活用で、具体的にはこの「フェルラ酸」を含んでいるフェルガードの活用です。

1包(1錠)あたり含有量フェルラ酸ガーデンアンゼリカパコパモニエラ
フェルガードLA100mg100mg
フェルガードLA (粒)50mg50mg
フェルガード100M100mg20mg
フェルガード100M(粒)50mg10mg
フェルガード100Mハーフ100mg10mg
フェルガードB100mg100mg

うちの母には、このフェルガードが合っているようです。比較的安定しているのは、フェルガードのおかげだと思っています。(今はフェルガード100MとフェルガードBを利用)

錠剤2粒で、1包分になっています。うちはこの包みに日付シールを貼って、お薬カレンダーに入れて飲んでもらっています。

フェルガードB2

抗認知症薬(アリセプト、レミニール、メマリー、リバスタッチパッチ・イクセロンパッチ)を飲ませるとき、わたしは異様に緊張します。コウノメソッド・河野和彦先生の動画を見過ぎたせいでしょうか?薬の量がほんのちょっと違うだけで、あれだけ症状に変化が起こるのです。

母はレミニール、ウィンタミンを少量だけ試しましたが、テンションが高くなったり、すぐ寝たりして正直、「怖っ!」って思いました。独居のため、飲み忘れをあとからカバーしようと一気に飲むこともあり、未だにお薬は緊張します。しかし、フェルガードに関しては、一気飲みしてもそんなに問題ありません。

意外なところで、フェルガードの良さを感じる

くどひろ
サプリ忘れてるよー、サプリ!

飲み忘れのとき、「わざと」こう言います。すると母は、こう考えます。

「わたしは薬を飲んでいるんじゃない、サプリを飲んでいる」

サプリを飲むくらいだから、わたしの認知症はそんなに進んでいない、年相応の物忘れかも?と勘違いすることもあるくらいです。そう思っていることを利用して、

くどひろ
サプリで済んでいるから、心配ないって

という、勇気づけをしています。ただ、最近はプレタールというお薬を飲んでいるので、わたしが少し緊張しています。いろんなご意見を頂きますが、少なくとも母には「フェルラ酸」は合っていて、わたしはものすごく感謝しています。

医師の紹介でないと買えません、下記で医師を調べることが可能です。

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

フェルラ酸などの抗酸化物質が、効果を発揮するためには、体内に取り込まれ効果を発揮する必要があります。フェルラ酸も包接体にすることで、より生体内に取り込まれ細胞へのフェルラ酸の移行が良いとされています。
現在フェルガード類は、全てフェルラ酸包接体を含んでいますが、コストの点で20%が包摂体に置き換えられているだけです。最もこれだけで、フェルラ酸を倍量にした効果があるようです。
私が望むのは、フェルガード100Mハーフをフェルラ酸包摂体50mg以上+ガーデンアンゼリカ10mg以下の製品を発売して欲しいという事です。
今までのフェルガードでは、レビーが悪性化して急速にタウが貯まる病態を、抑制できません。最もグルタチオンも効果が無くなりますから、致し方ない事かも知れません。

小関先生

包接体からまず調べました、外側は水に溶けやすく、内側は脂に溶けやすいとありました。そしてグルタチオンとフェルラ酸の関係も調べました。フェルラ酸はグルタチオンを増加させるんですね、なるほど。フェルガードの話を書くと、家族それぞれ感じるところがあるようで、いろんなご意見を頂くことが多いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか