母が4回目の要介護認定を受けました。調査員もいろいろですね。

要介護認定 あるある

先日、母の要介護認定が2年ぶりにありました。

今回で4回目の要介護認定でしたが、初回の失敗を経験してからというもの、必ず要介護認定には立ち会うようにしています。ちなみに初回の失敗とは、母が絶好調で調査員と会話したため、認知症の気配を調査員が感じなかったという失敗です。慌てて東京から電話で調査員に日頃の状態を説明して、理解してもらいました。

5年も前でしたから、認知症の症状も今より軽いものであったかもしれません。しかし、調査員の前で「だけ」、日頃の認知症の症状を示さないというのは、「要介護認定あるある」ですので、皆さんもお気をつけください。いつもの状態を正直に知ってもらうことが大切で、こういう時だけ頑張っちゃうケース本当に多いです。普段歩けない人が、急に歩いちゃうとかとか。

介護認定調査員もいろんな人がいる

今までに4名の介護認定調査員とお会いしましたが、本当にいろんなタイプがいます。わたしが経験した4回のうち、2回はケアマネでした。あとの2回は雰囲気で介護職ではなく、市区町村職員かなと感じました。

前回の調査員は短時間でクール、認知症の人と接したことがあまりない感じの女性でした。

「ありもしない事を言い出したりすることありませんか?」

質問事項としてはあるのかもしれませんが、前回はこのまま直球で母に質問し、仕事とはいえわたしもさすがにひいてしまいました。今回の調査員は、母に直接質問すると気に障るような質問は、時には家族に聞いてみたり、質問や言葉に気遣いをかなり感じました。

いつもの家での状態を作り出してくれる調査員もいるんだなぁ・・・今回の調査員を見て、そう思いました。母も調子に乗って喋りすぎて、気づけば90分も要介護認定していました。

要介護認定の対策

母はカンニングする能力があるため、要介護認定が始まる10分前に居間にあるカレンダーと電波時計、新聞をすべて隠しました。調査員の質問で日付を聞かれることがあって、カンニングされると困るからです。しかし調査員の質問は、

ケアマネ
今は10月ですが、季節は春・夏・秋・冬のどれですか?
秋です!

そう来たか・・・普通に日付を聞いてくれれば、確実に間違うのになと、要介護認定に立ち会いながら思いました。ペンとハンカチと花柄のノートを見せて、5分後に答えてもらうという質問にもしっかり答えられず、ほぼいつもの母の状態を調査員にお見せできたと思います。

しかし、母の「できる」アピールはすごくて、お風呂にほとんど入ってないのに入っていると答えたり、草むしりや掃除はわたしがほとんどやっているのに、自分でやっていると答えたので、申し訳ないけど横からツッコミを入れまくりました。分かるよ・・・できないとは言いたくないよね。でも要介護認定は、いつもの状態を伝えないとダメなのだよと心の中で繰り返し唱えておりました。

結果は30日後にはわかると言われ、80日もかかってしまった父のことを頭に浮かべました。要介護認定関連記事も、よかったらあわせて読んでみてください。

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今日もしれっと、しれっと。

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要介護認定 あるある
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4 件のコメント

  • くどひろさん、こんばんは。
    リンク参考になります、ありがとうございます。

    私は介護認定の場に、立ち会った経験はないのですが、それ以前に地域包括へ繋ぐための策略で、苦労しました。
    くどひろさん同様、実親も義親も遠方にいましたので(現在は義母しか生存してません)特に義母の認定までの道のりが大変でした。
    遠距離でも遠路はるばる出向いて、時間をかけて説得すれば、地域包括との面談等も渋々受け入れてくれたのかもしれません。
    しかし、嫁の立場となるとそれも難しく、持病もある私は遠路一人でちょこちょこ出向く事も難しく
    ひたすら義父を電話で説得したのですが、それも撃沈。
    他にも色々手は打ったのですが、どれも功を奏さずに、最終的に掛かり付け医にお願いして
    医師から専門医の受診をするように勧めて貰いました。

    義父母の日常に「生活に問題は無い」と言う報告を聞かされていた医師が動く事になる決定的な事は
    私が医師に送った手紙の内容に母の出来ない事を記した事でした。
    既に調理は出来ず、迷子未遂もありました。
    これらを箇条書きで記した結果、医師から専門医通院を勧めてくれました。

    骨折や内臓疾患での寝たきりなどは、被介護者ご本人も介護と言う事自体に抵抗もあり
    それはそれでまた、介護認定を受けられる身体的状況でも、認定を受けない(他人の世話にならない、家に入られたく無い)方も
    多いようです。

    しかし、認知症はそれ以外の火の始末や迷子、忘れる事での近隣とのトラブル等も起きてくるので
    やはり早期診断介護認定はとても大切だと感じています。
    でもそれが、本当に難しいんですよね。
     
    今日もMCIの気配をぷんぷん感じる方と社会活動をしましたが
    4時間の間に目の前の事の確認を3回もされて、ご本人は聞いた事を忘れてしまっているのだろうと思いました。
    まだ自分が行動しようと思った事は自分で理解出来るようですが、他人から支持されたり
    相手から説明されたりした事は、私にどうしたらいい?と尋ねてきます。
    徐々に振り向き傾向が出て来ているなと感じます。
    ご家族が気づく事はないのかなぁ・・・と思いますが、ご家族の気付きも、ご家族だからこそ
    難しいのでしょうかね。
    一年以上前から信号無視、踏切未停止で、運転もかなり怖いのですが・・・。

  • 自分もてんてこ舞いさま

    そういえばうちも最初のかかりつけ医にお手紙を出して、母の受診の電話をするようにお願いしたことを思い出しました。結局医者を3つ変えましたが、今はそのかかりつけ医とは5年のつきあいです。

  • はじめまして
    介護認定調査って、未だにレベル変わらないと知り残念に思います。
    本人同席中は本人を否定しないのが原則。
    家族、周りが気付いた事困っている事は、本人が居ないところで調査員に伝える。か、メモ書きを渡す。が鉄則ですね。

    独居の場合、私も近所の高齢の友人が心配で調べましたが
    福祉に繋げる糸口は 民生委員です。
    民生委員が訪問してくれ、必要と感じれば地域包括などへ繋げてくれ、医療、介護へも導いてもらえます。

    地域包括も足が無ければ訪問してくれます。

    心配な方が居たら、住まっている地区の民生委員へ連絡すると良いです。
    民生委員は市町村括りです。連携も密なので、自分の地区の民生委員に普段の相談からで大丈夫です。
    規約があり、秘密厳守で活動されています。無料で動いてくださいます。

    ご参考まで。

  • つきうさぎさま

    情報ありがとうございます。

    そうですね、過去にはメモを渡したケースや、目配せで合図したこともあります。今回は空気づくりがうまかったのと、その場で否定というか訂正をしてもいいという調査員の方でしたので、母の機嫌を損ねることなく、なおかつ言葉表現には十分注意を払いながら調査員に伝わったのではないかと思っています。要介護認定は家族立ち合いが必須ということを、ブログや自著でよく言ってます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)