要介護度が上がると有利?介護家族の気持ちを考えてみる

要介護認定 上がる 下がる

父の要介護認定は80日もかかったうえに、亡くなったあと「要介護5」という結果が来ましたが、母の要介護認定は順調に1か月程度で結果が来ました。

今回の結果は「要介護2」で、今までは「要介護1」でしたのでひとつ上がりました。元々、手足の難病(シャルコー・マリー・トゥース病)で「要支援1」からスタートした母は、認知症が加わって「要介護1」となり、今回「要介護2」となりました。要介護1を5年キープしてきましたが、6年目で変化しました。

要介護度が上がったときに思う家族の気持ち

皆さんは要介護度が上がると、どんな気持ちになりますか?

  1. 介護保険サービスが受けられる利用枠が広がるから、経済的にラッキー!お得!
  2. 要介護度が上がるということは、状態が悪化しているということだから凹む

わたしは1の考えだったのですが、父の遺族年金の手続きがたまたまうまくいき、前ほど切り詰める必要がなくなったので、2で考えることが多くなりました。1は利用枠が広がっても、介護度が上がればデイサービスやリハビリなどの利用料も増えるわけで、要介護度が高いほうがお得というわけでもありません。

要介護度が高くて介護保険サービスをたくさん利用するのであればメリットはありますが、あまりサービスを利用しないのに介護度だけが高いと利用料ばっかり高くて、実はお得でないなんてこともあります。

厳密にシミュレーションするならケアマネに相談するところですが、わたしは機会があったらやってみるか程度でして、できれば要介護1に返り咲くべく何か努力をしたいなぁ・・・そう思っています。

12月より新体制でスタート

先日、サービス担当者会議をやりまして、ほぼ全員が顔を揃えました。亡くなった父が最期にお世話になったケアマネ、ヘルパーさんが新しく加わって、さらに安心できる体制になったとわたしは思います。

母にも説明して納得はしてもらっていますが、当然忘れます。担当者会議に居た皆さんのことは、ほとんど覚えてないのですが、デイサービスの方が来たことだけは覚えていました、一番接している時間が長いからですね。母の混乱期は半年くらいは続くと思われますが、時間の経過とともに母との距離が縮まって、いずれ落ち着くとみています。

何せ面倒くさい父との距離を、たった2、3か月でギュッと縮めてくださった皆さまですから、何も心配していません。

母の認知症はピック病でなくなっているかも

もうひとつ、わたしの見立てでは母はピック病ではなく、アルツハイマー型認知症に戻りつつあるように思っています。改めて近日中に、初診の気持ちで診て頂くことになっていますが、短期記憶の保持がかなり厳しくなっています。凄まじく同じ質問を何回もしますし、何度も何度も電話してきます。イラっとすることもありますが、それでも生きてるから・・・最近、寛容すぎる自分が怖いです。

介護度が上がれば得だと思われている方は、一度こちらの記事も合わせて読んでみてください!

今日もしれっと、しれっと。

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4 件のコメント

  • 父は要介護2(認知症)、母は今回要介護1から要支援2になりました。田舎のせいもあって、ご近所さん、親戚が良く見守って頂きケアマネージャーさんの人柄に感謝で、母には良かったなぁと言いました。デイサービスにも行きたがらない二人で最強の介護者である母には、張り合いになったようです。母親にとってヘルパーの変更とかまだ慣れない所もあると思いますが、遠距離介護のとしては母親を励ましていこうと思います。娘としては苛つく事も多々ありますけど…長々すみません⤵くどひろのブログにいつも励まされ参考にさせて頂いている一人です。

  • くどひろさん、こんにちは。
    夫が小規模多機能居宅介護サービスを利用しています。
    ご存じと思いますが、利用料は利用の多寡にかかわらず、定額制です。
    そのため、要介護度が上がると、利用回数が同じでも、自動的に費用がアップします。
    そのため、要介護2から3に上がったときに、区分変更申請をして、要介護2に戻してもらいました。
    経済的な理由からだったので、実際は、かなりやせ我慢をしていました。小規模多機能は点数をたくさん喰うので、訪問リハビリを週1と車椅子のレンタルだけでいっぱいいっぱいで、介護用ベッドをレンタルすることができませんでした。なので、簡易ベッドを自費購入してやりくりしていましたが、介護ベッドのようにはいきません。
    その後、転倒して脳出血を起こした後、急激に認知症と身体能力が低下し、要介護2として介護を受けるには、ちょっと程度が重すぎる・・・と考え、区分変更申請をし、このたび要介護5!の決定が出ました。
    私が、この結果を素直に受け入れられたのは、「高額介護サービス費」の制度を知ったからです。
    我が家は、今年から「非課税世帯」となったため、介護保険の自己負担上限額が定められており、そのため、要介護5であっても、上限額は要介護2の時とそれほど変わらない負担額である(我が家の場合。所得・収入額によってはもっと少なかったり、多かったりします)ことがわかったのです。
    くどひろさんのお母様は、今まで要介護度が低いままでいらしたので、「高額介護サービス費」の上限には届かない範囲で済んでいたのだと思います。遺族年金は非課税ですので、おそらく、今後、お母様の要介護度が進んだとしても、高額介護サービス費制度によって、介護保険のサービス利用料はいったんは支払っても、上限額を超えた分は、あとで返還されます。ただし、食費や宿泊費など、もとから自費の部分については、高額介護サービス費の対象外ですが。
    うちは要介護5になって、介護用ベッドもレンタルできましたし、訪問リハビリも週2回(月8回)利用できるようになったので、これを活用して身体機能がこれ以上悪化しないように努めていこうと思います。

  • まぁさま

    ブログ参考して頂き、ありがとうございます!

    地域や親族、ケアマネに見守られるという話、すごくいいですね!!本にはそう書いてあるけど、それを実践している方にほとんどお会いすることがないので、いいお話だなと思って読ませて頂きました。

  • アワキビさま

    コメントありがとうございます!

    そうでした!医療費のほうの上限については多くの人が知っているのですが、この「高額介護サービス費」については意外と知られていないですよね。うちも父が亡くなったあとで要介護5と言われたのですが、もし要介護3や要介護4だったら「高額介護サービス費」について調べなきゃなんて思っていたことを、今更ながらコメントで思い出しました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか