成年後見制度のスペシャリスト・村山澄江司法書士が語る 「他人事ではない認知症」

村山澄江

司法書士として数多くの認知症の方を見て、複数の後見人を務める 村山澄江司法書士

村山澄江

「今日から成年後見人になりました」 の著者でもある村山先生のセミナーに参加して、認知症や成年後見制度の今について勉強してきました。

本の書評を書いた時にご本人からコメントを頂きまして、いつかセミナーに!と思いながらなかなかタイミングが合わず、1年半以上経っての参加となりました。

成年後見人

親族が成年後見人にならない本当のワケ

セミナーで一番ショックだったのが、成年後見人になる親族が減っている理由です。

先日の記事でわたしは、知名度のなさ、最初の手続きの煩雑さなどを理由に挙げましたが、村山先生のお話では 「お金の使い込みという不正が多いから」 ということでした。

数年前まで60%以上あった親族の後見人は、今では35%。いまの流れは親族よりもプロである司法書士や弁護士に任せようというのが、裁判所の意図だそうです。

プロと親族、どちらがが不正件数が多いのか・・・今日の朝日新聞で明らかになったのですが、圧倒的に親族でした(涙)4年半で196億円もの不正がありました。記事のグラフをざっくりみた感じでは、不正の9割が親族という感じです。
(記事はhttp://www.asahi.com/articles/ASH7P4SLYH7PUTIL034.htmlにあります)

認知症に限らずご本人の財産を守るのが後見人のお仕事なのですが、お金は自己管理なのでつい・・・という人が多いんだなぁ。

親族でも後見人はできますよ!と言ってきましたが、これからは村山先生のような頼れるプロ(司法書士、弁護士)をいかに探すかが大切になってくるかも・・・がんばれ、親族!

こんな人は成年後見制度の利用を考えよう!

1.最近もの忘れがひどくなってきたので、財産管理が不安になった。
2.脳梗塞で倒れた父の代わりに、経営しているマンションを管理したい
3.認知症で一人暮らしの母を悪質商法などから守りたい
4.認知症で施設入所した父の財産を処分して入所の費用にあてたい
5.今は元気だが、将来的に認知症になるなどの不安がある
6.知的障害のある子どもの将来が心配

村山先生が考える6つです。わたしはほぼ4でしたが、特に多いのがいざ病院や施設に入ろうして銀行にいったら定期解約できなくて、やむを得ず成年後見人になるパターンだそうです。

村山先生の担当された方で、新聞を4社もとっていた認知症の方がいたそうです。その方をさらなる悪質商法から守るために、ご自身の名刺を玄関に貼っているんだとか。分かるなぁ、これ。

ちなみに我が家ですが、録画機能つきドアホンの設置、母が応対している後からわたしが出て行って、独居じゃないぞ!アピールするってことをしてます。

また改めて相続問題についても、考えさせられるセミナーでした。やっぱりお金が理性を狂わせるんですね・・・遺言書がないと揉めるという話は、どのセミナーに行っても必ず言われます。

成年後見制度を積極的に発信している司法書士は、村山先生以外あまりお見かけしないので、今後もセミナーに参加してレポートをブログで書いていきたいと思ってます!

こちらが村山先生のブログです↓

今日もしれっと、しれっと。

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2 件のコメント

  • 先日はありがとうございました!
    レポートを書いてくださりありがとうございます。
    そしてまさかのご本人登場に私が感激してしまいました(笑)
    認知症の記事、いつもとっても参考になります。私も講演など今後もがんばりますので、これからも皆さんに役立つ記事をよろしくお願いいたします(^^)/

  • 村山さま

    こちらこそありがとうございます!

    成年後見制度はまだまだ認知度が低いので、経験者として認知度アップのため頑張ります!そのためにも第一人者である村山先生の講演などを今後もウォッチさせて頂きますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。ものがたり診療所もりおか地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護1)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得 (廣済堂出版)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)