東京・新高円寺にあるケアラーズカフェ・新高円寺 in まちのたすけあいセンター。このカフェを運営するNPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンの代表理事である牧野史子さんと先日お会いしました。
アラジン・牧野さんの取り組み
介護している人も、やはり健康的な生活を送るという権利があるという、その人権擁護の視点ですね。そういった考え方が、イギリスでは介護者支援法という法律によって守られていて、介護者のアセスメント権(介護者一人一人を評価する仕組み)というのがあるのですが、日本にも、そろそろそういった考え方を導入する時期に来ているのではないかと、そんなふうに思います。
引用元:http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3578_all.html
NHKクローズアップ現代にご出演されたときの、牧野さんのコトバです。介護者に全く権利がない日本においても、介護者支援法を作ろうと3回ほど議員連盟を作られたりしています。また、牧野さんのところでケアラーズカフェの立ち上げ方を学んで、それを実践している方も全国にいらっしゃいます。
アラジンさんの主催する介護者イベントに何度かお邪魔してまして、先日初めて名刺交換させて頂きました。そのときに、「若者ひろば、来なよ~」「じゃ、行きます!」そんなノリで参加することになりました。
若者ひろばとは?
毎月・第4土曜日の18時から「シングルの若者ひろば」というイベントがあります。イベント名だけ見ると、わたしは該当しないと思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
介護者でもそうでなくても、わたしだって奥さんがいて40代(若者でない(笑))で参加しましたから、要は誰が参加してもいいイベントです。こういった介護者の集まりにいろいろ参加してきましたが、一番しっくりきたイベントでした。
ちなみに「娘サロン(お父さん・お母さんを介護する娘さんの集まり)」もあります。こちらも第4土曜日の14時から2時間、コーヒー&ケーキつきで500円でやっています。女性限定ですね。
その他いろんなイベントがありますので、詳しくは公式ホームページをチェックしてみてください。
全国各地からカフェにいらした方の、感謝のメッセージがつまったノートです。
若者ひろばってどんな感じ?
18時スタートでしたが、きっちり時間通り始まる感じでもなくて、ゆるーく参加者が集まってきます。堅苦しい自己紹介や自身の介護経験を順番通り話すわけでもなく、なんとなーく冗談を言い合ったかと思えば、途中で介護の話をしたり。
目の前にはピザ、さぼてんのカツ、おでん、ビール、日本酒、ワイン、お菓子などいろんなものが並び、ほぼ居酒屋状態。1,300円で赤字じゃないのかな?と思うほど、いろんなものが出てきます。
世代は20代から50代までと幅広く、男女9名でいろんなお話をしていたら、4時間半も長居してしまいました。介護体験談を4時間以上聞き続けるのは、わたしはムリです。でも、飲んで笑って話しながらも、途中で急に介護の話もしたりする。こういうゆるい感じだからこそ、4時間半も居られたんだと思います。
常連さんも初めての方も、介護のカタチも様々でしたが、すべてを受け入れてくれる感じが素晴らしかったです。こういうスタイルもあるんだ・・・そう思いました。どっちかというと、しんみり系イベントが多かったんですよね、今までは。
ケアラーズカフェ・新高円寺の場所
〒166-0011 東京都杉並区梅里2-11-14-渋谷ビル1F
(東京メトロ丸の内線・新高円寺駅下車徒歩4分)
ピンクののぼりが目印です。
若者ひろばの問い合わせ先
メール cafearajin@jcom.home.ne.jp
事前申し込みは不要ですが、連絡すると助かるようです。席数も限りがありますし、食事の手配もしやすくなるからだと思います。また機会をみて、参加してみたいと思います。
最新情報は必ず公式ホームページで、日程を確認してください。
今日もしれっと、しれっと。
コメントを残す