2015年から毎年1冊のペースで本を書き、累計で5作品になりました。
IT技術のように目覚しい進化を遂げていれば、わたしの作品も劣化していくのですが、介護の世界はそこまで大きく進化していないような・・・なので、過去の作品も古さは感じないと思います。
それぞれの作品を書いたとき、読んで欲しい読者の世代や介護歴をイメージしていました。今日はそのイメージを図にして、解説します。
この記事のもくじ
過去5作品のおさらい
- 医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得(廣済堂出版:2015年)
- 医者は知らない!認知症介護で倒れないための55の心得(廣済堂出版:2016年)
- がんばりすぎずにしれっと認知症介護(新日本出版:2017年)
- ムリなくできる親の介護(日本実業出版社:2018年)
- 親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社:2020年)
出版した本はブログのまとめではない!
「ブログの内容がよくまとまっている」というレビューや書評を頂くのですが、間違いです。
本は、できるだけ書き下ろしを目指して最初はスタートします。途中で、ブログに書いた話のほうがいいと判断すれば、そちらに差し替えることはあります。差し替えるときも、ブログの内容をコピペすることはなく、必ず加筆修正をしています。
本を執筆している間は、ネタAは本に、ネタBはブログにと、ネタの振り分けをいつも行っています。なので、本を書きながら、ブログを運営していると、ブログネタが枯渇してきて大変な思いをすることもあります。
著者が想定する読んで欲しい介護者の世代と介護歴
認知症介護を後悔しないための54の心得
イメージする読者層は、30代前半から60代前半くらいの方です。わたしの本を読むのが初めてで、認知症介護に特化して情報を得たい方には、やはりこの本をオススメします。
介護未経験者より、介護が始まってすぐの人や何年か認知症介護をした人が読むといいと思います。ベテランはイメージしなかったのですが、ベテランで読まれる方も結構います。
この本の基になった、電子書籍もあります。月額980円Amazon kindle読み放題の対象本 → 30日無料体験を始める
認知症介護で倒れないための55の心得
イメージする読者層は、30代後半から60代前半くらいの方です。この作品だけ特殊な作りで、わたし以外の介護の話も多く載っていますし、本の引用もあり、割と認知症介護歴の長い方を意識して書きました。
がんばりすぎずにしれっと認知症介護
イメージする読者層は、最初は60代から80代を想定していましたが、60代中盤以降を最近はイメージしています。
この本は赤旗さんからのお仕事がベースで、20回新聞連載したあとに、20回分加筆しました。新聞の読者層が60代以上という話だったので、その世代を意識して分かりやすい平易な言葉で、文字数も少なめ、挿絵多めという作りになりました。
老老介護をされている方や、親が介護で大変な思いをされているご家庭で親に渡すといいと思ってますが、メンタルに訴えかける内容なので、世代問わず若い方も読んでいるようです。
世界アルツハイマー月間2019の推薦図書です。
ムリなくできる親の介護
イメージする読者層は30代前半から60代前半くらいの方で、介護歴は未経験からベテランまで幅広くカバーしているのが、この本です。介護が始まる前から、介護が終わって相続までを対象にしていますので、4作品の中では一番広くカバーした作品と言えます。
特に介護と仕事の両立をされている方、これから介護が始まるかもしれないと考えている40代、50代に特に読んで欲しいです。わたしの文章スキルが大幅にアップしていて、ページ数は多くても読みやすいはずです。
また、この本だけ「認知症」という言葉が本タイトルにありませんが、認知症の話はしっかり載っています。
親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと
この本は全世代に対応していて、介護歴も未経験からベテランまで幅広くカバーしています。世代や介護歴というよりかは、タイトルからまずは遠距離介護している人向けと思われるかもしれません。
しかしこの解釈は間違えていて、むしろ在宅介護している方が、少しでも近すぎる介護の距離を離すためにも利用できます。図表やチェックリストなどが豊富なので、とても読みやすい仕上がりです。
介護歴と世代を当てはめた本のマトリックス
上記をマトリックスにすると、こんな感じになります。1つだと入りきらないので、2つに分けました。
どの本にも愛着があります。これらマトリックスを参考にしながら、自分にあった本を選んでみてください!
今日もしれっと、しれっと。
【2023年講演会予定】
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