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介護者必見の映画 『最強のふたり』の感想

最強のふたり

東京・渋谷ヒカリエで行われた超福祉展に参加した時のおはなしです。登壇者の方がこんな話をしていました。

「介護されている方なら知っていると思いますが、”最強のふたり” という映画がありますよね」

「? ? ?」

会場の雰囲気も、何か知ってて当然的な感じです(わたしの妄想上)。たまたまお正月に、「最強のふたり」 を奥さまが勘違いで録画してくれました。

実際、見てみると・・・・

なるほど、そういうことか!

確かに介護している方は特に面白いし、強烈な ”気づき” を得られます。ネット上の評価を見ていたら、介護しているとか関係なく高評価の嵐なんですね・・・知りませんでしたよ。

あらすじは書きませんが、主人公の2人だけ説明します。首から下が麻痺した大富豪のフィリップ、スラム街に住む黒人青年ドリスがフィリップの介護をするという実話に基づいたストーリーです。

いろんな方の評価をご紹介します、まずはわたしから。

「これは健常者用のチョコレートだ!障害者は食べられない」

って、ドリスがフィリップに平気で言うんですよね。障害のある人に、健常者用って・・・冗談でも言いますか?また性的な話も何のためらいもなく、フィリップにしてしまう。タバコを覚えさせるしで、やりたい放題で言いたい放題です。障害者というフィルタを全くかけないんです、ドリスは。

ドリスのあまりに自然な振る舞いは、介護者って本当はこうあるべきなんじゃないか?って、思わせるものばかり。正月にゴーン・ガールを見た後だからでしょうか・・・なんだかほっこりとした気持ちになりました。

わたし以外の方で、最強のふたりに対する感想です。

この映画が再び注目されているのは、この監督と主演が再びタッグを組んで「サンバ」という映画をやっているからです。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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