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【グループホームの見学】2軒目をみて感じたこと

2025年3月から、月1回ペースで始めたグループホーム見学。1軒目の見学記事はこちら。

グループホーム 見学
今回はリストアップした施設の中で最も実家に近いので、自転車で見学に向かいました。

施設見学のポイントは在宅介護がどう置き換わるのか

今回の施設見学も一般的な見るべきポイントよりも、今の在宅介護がどう変わるのか、何に置き換わるのかを中心に質問をしました。今回も応対してくださったのは施設長で、柔らかい感じの男性でした。2軒ともトップの方の対応で、話がスムーズです。

1軒目も2軒目も施設はキレイでしたし、スタッフの方も挨拶程度ですが悪い印象はありません。正直判断材料にならないと思いつつ、よく言われる利用者さんの姿も見たのですが、これも分かりませんでした。元気がないようにも見えましたが、数分なので判断できません。

1軒目と2軒目、どちらを選ぶと言われたら2軒目という判断ができただけで収穫はあったと思っています。決め手になったのは、柔軟性。前回は施設側が提携しているところ(医療、薬局、訪問美容)を使って欲しいというスタンスでしたが、今回はかなり融通が利きそうです。

また在宅介護で以前お世話になった訪問看護や病院と連携していて、その点もプラスでした。あと夜間の職員が少ないから、見守りカメラを設置しているご家族もいると正直にお伝え頂きました。こちらからカメラの質問はしませんでしたが、わたしにはプラスです。

お値段は1軒目よりも月2万円ほど安かったですし、(リハパン代なども込みで月16万円)敷金も1軒目よりだいぶ安かったです。1軒目は本部の方針がしっかりしているのと、システム面が充実している分、高くなるのかなと推測しました。

2軒目は地元感があって、そこまでシステマチックではなかった分安いのかなと。しっかり管理されている方が安心という介護者もいると思うのですが、わたしは「介護はイレギュラーありきなもの」と考えているので、ゆるくて柔軟性のあるほうがいいです。

すでに待機者もいらっしゃって、入居順は先着順ではなくグループホームの基準で、1軒目と同じでした。母は穏やかな性格ですし、お酒もタバコもやらない、ひとり暮らしでわたしは遠距離介護なので、おそらく急に入居することになっても、割と早く入れるのではと思います。

在宅で介護していく方針は変わっていないので、あくまで保険をかける意味で見学しています。今のところ、在宅より施設のほうが断然いい!とはなっていません。すでに5月の見学予約もいれました、さて来月はどんな出会いがあるのでしょう。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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