妹から介護のバトンを受けたとき、こんなLINEメッセージがありました。
昨日まではあったけど、前歯が1本なかった
帰省初日、母がニッコリ笑ったときに、確かに下の前歯が抜けていました。1本じゃなくて、2本? 歯医者の通院は遠距離介護と相性が悪く、毎週通えたとしても1か月以上はかかります。
わたしの滞在中には絶対に終わらないので、途中で妹やヘルパーさんにバトンタッチをしないといけません。そのスケジュール調整が、若干面倒なのです。
自分が居る間に、何回治療ができるか? スマホで母の歯を撮影し、翌日に予約なしで歯医者へ行って、最も早い予約を入れてもらいました。
歯がないことを忘れる認知症の母
母は歯がないこと自体も忘れるようで、化粧をするときに自分の顔を見ては「歯がない!」と毎朝驚いていました。歯に違和感があるはずですが、忘れちゃうみたいです。たまに思い出したかのように、「歯がない!」とか言い出します。
失くした歯は見当たらないし、自分の歯だったか、差し歯かも分からないし、とにかく入れ歯自体を作り直さないといけなくなりました。
通院の前日、母がデイサービスに行っている間に、トイレの前の廊下を掃除していたところ、突然「カラカラ」という音が。掃除機の中を開けてみると、なんと差し歯がありました。
母は差し歯を落としても見つけられなかったか、あるいは探すこと自体を忘れてしまったか。通院の日、差し歯を持って行きました。ひょっとしたら、差し歯をつけるだけ治療が終わって、通院期間を短縮できるかもしれない!
歯医者さんの診断
通っている歯医者は、母が認知症と分かっているので、治療説明があると息子のわたしが呼ばれます。先生は、
差し歯は使えませんね。あと歯を抜けないので、削って歯茎の治療もして、上に入れ歯を被せる形になります
わたしが盛岡に居る間に、あと1回治療ができないか聞いたところ、帰京する日の朝ならいけるとのこと。おそらくあと2回は入れ歯の調整のため通院しないといけなくて、そのスケジューリングを今しています。
前にも同じことがあったので手順は問題ないのですが、入れ歯の調整のときにしばらく歯がない状態になるので、そこで母がどんな反応を示すかですね。といいつつ、その頃には帰京しているので、次回帰省したときには母の入れ歯は復活していると思います。
音声配信voicyの最新回は、体調がよくない母の見立てをまとめました↓
今日もしれっと、しれっと。
うちの母も先月に歯が1本無くなっていました。
たまたま年末に訪問歯科の予定が入っていたので先生に報告すると樹脂のようなもので色の調節をしながらその場で形成した歯を1本入れ歯に追加してくれました。
そして年が明けてから母がペンケースで大切に保管していた歯を発見しました。
(母の歯は残り6本半です)
見守りカメラ
訪問歯科いいですね!
通いよりも、治療が早く終わりそうなイメージがあります。