8月の遠距離介護は長期滞在、2つの理由

8月の遠距離介護がスタートしました。今月は久しぶりの長期滞在です。

出発2日前、母が置き型手すりの土台のじゅうたんの毛玉取りを2時間30分もやって、これはやばいと思ったら、居間の畳に尿の大きなシミを作っていました。

残念ながら見守りカメラで見えていても、何もできないのでヘルパーさんに応急処置だけお願いして、帰省早々この掃除からスタートです。たった1週間東京に居ただけですが、寝室の布団も次々変わっていたので、失禁も多かったようです。

今回、遠距離介護がなぜ長期になるのか、理由が2つあります。

1:熱中症対策のため

1つ目の理由は、母の熱中症対策です。

スマートリモコンを使って、遠隔で実家のエアコンを操作しています。なので冷房は必ずついていますし室温や湿度も離れていても分かるので、基本は心配ありません。

ただエアコンのない部屋に移動するケースもありますし、水分補給もしなければなりません。毎年8月は母の近くにいて、熱中症予防に努めます。

2:お盆の準備

新型コロナウイルス以降、お盆の来客はゼロになりました。前は親族1人、和尚さんの棚経があったのですが、どちらも自然消滅してしまいました。

でも今年から復活するかもしれないし、もし復活したら母は来客対応できないので、保険のためにわたしが帰省します。お墓の掃除も年1回やっているので、帰省したらやります。

あとお盆の時期は訪問リハビリとか訪問薬剤師さんとかもお休みになるので、その分の母の見守りをわたしがやります。

長期滞在だからできること

この8月に実家でやろうと思っていたことがいくつかあって、例えば照明を変えるとか、ネットワーク環境を変更するとか、必ずやるかどうかは決めていないのですが、長く居るときだからこそできることをやっておきます。

リストアップしたら山ほどあったので、ムリしない程度にこなしていきます。

8月は介護者として冷静さを取り戻したい

7月の介護と仕事の忙しさを何とか乗り切ったので、8月は少し冷静に落ち着いて過ごしたいと思っています。とはいえ介護のほうは、自分でコントロールできないので祈るのみです。

自分へのご褒美がかなり足りていないので、母がお泊りデイサービスに行日は久しぶりに飲みに行くつもりです。映画鬼滅の刃を、見に行こうかなと思っています。

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしが書いた最新刊】
「老いた親の様子に「アレ?」」と思ったら」(PHP研究所)

これから親の介護が始まるかもしれないと不安に感じている人に向けた入門書です。目次や本の内容はAmazonに掲載されています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

【音声配信Voicyパーソナリティ】
ちょっと気になる?介護のラジオ