診療所のもの忘れ外来は、月1回。
車で約30分のところに診療所があるため、月1回はレンタカーを借ります。半日で2,525円と格安で、車の購入も検討しましたが、大した乗らないのに維持費ばかりかかるということで、こうしてます。
半日(12時間)車が使えるので、診療所のあとは必ず外食に行きます。
上京してすぐ、当時18歳だったわたしは、発刊したてのTOKYO WALKERを片手にあらゆるところへ出没してました。しかし43歳の今は、地元密着番組を見てはメモし、病院帰りにその店に行く・・そう、逆TOKYO WALKERをしています。
今回お邪魔したお店は、おしゃれな洋食屋さん。(ちなみ30年前は、単なる菓子屋)その変貌っぷりを見せたくて、母を連れていきました。
わたしはビーフシチューセットを注文、母は選ぶのに時間がかかり・・・・結局、シーフードドリアセットを注文しました。(おそらく30年ぶりのドリア)
ブログのネタになると思って慌てて撮影したので、食べかけ(笑)
20代の女性店員さんが、「器が熱いので、お気をつけください」 とドリアをテーブルに置きました。
母はその言葉を 「その瞬間だけは」 理解し、器に気をつけます・・・でも忘れます、それが認知症。つい器を触ってしまって、熱っ!何分かすると、また熱っ!
かなり熱いから、さすがに記憶に叩き込まれるだろう・・・と思ったのですが、そんなの関係なしでした。何回も同じ話を聞かされることはあっても、これだけ 「熱っ!」 を見せつけられることはないので、おかしくって(笑)
実際は笑いながらも、手を払う動作を毎回したわけですが、母からするとこっちは熱いのに、なんで息子は笑ってるんだって顔してました。
時間が経過すると熱も冷め、器に触れるようになります。器を無事に触れるレベルになった頃、また母が、
何だ、今度は?
と思ったら、そう・・・・
ドリア自体が熱い!!
確かにドリアって、ごはんのところが激熱です。パチンコだったら、大当たり確定です。
「そっちもかいっ!」 心の中で、思わずツッコミました。
次回、本を書くときは、認知症の人が食べてはいけない料理は「ドリア」と加えておきます。
ちなみにやけどはしてませんので、ご心配なく。
今日もしれっと、しれっと。