フリーランス流の介護と仕事の両立

介護と仕事の両立

今日から盛岡ですが、訳あって遠距離介護のスタートは明日からです。

理由は講演会。今日は東京から東北新幹線で盛岡まで移動したあと、JR東北本線に乗り換えて紫波町へ行きます。講演後は疲れるので、母の夕ご飯を用意するために買い物に行ったり、お尻を拭いたりする気力は残っていません。

なので盛岡のビジネスホテルに1泊して、翌朝から11月の遠距離介護がスタートします。

今週は講演会が2つあります

実はもう1つ、週末に岩手県内で講演会があります。こちらはわたしが集客する必要のない講演会なので、開催をお知らせするブログ記事を書いておりませんが、紫波と同じく遠距離介護の講演を予定しています。

11月の遠距離介護は、仕事を実家に持ちこんで介護と両立させないといけない状況で、講演会2回と7作目の本の執筆が重なるという、なかなか大変な状況になっています。月末にも都内の大手企業で講演会がありますので、何とか11月を無事に乗り切りたい!

でもフリーランスなので介護と仕事の両立はしやすいと思っていて、そのシンプルな方法をご紹介します。

介護の日と仕事の日をしっかり分ける

これはフリーランスならではの介護と仕事の両立の方法だと思うのですが、母のデイサービスの利用がなく、1日家に居るときはほとんど仕事しません。逆に母をデイサービスに送り出したあとやお泊りデイの日は、めっちゃ仕事をします。介護の日と仕事の日を、きっちり分けます。

母が家に居る日に何もなければありがたいのですが、仕事の予定を組んでいたところに失禁祭りが始まったり、落ち着きがなく見守りが必要になったりする可能性も考えておかないいけません。

仕事を予定していたのに、急に介護で時間を取られると、ものすごくストレスになります。第3章まで本の原稿を進めたかったのに、ブログ書きたかったのに、講演会のスライド作りたかったのに、介護のせいで何もできなかった!

そういう思いでいると、母とケンカしやすくなります。なので初めから今日は介護の日と決めて、仕事はやらないと決めていると心に余裕が生まれて、ケンカも減ります。介護がそれほど大変じゃなさそうだから、逆にあいた時間で仕事をちょっとやろうってことはあります。

仕事をするときは、明日母の介護で時間を取られるから、絶対今日のうちに終わらせないと、後々大変なことになるみたいな感じで自分を追い込んでます。メリハリをつけて介護と仕事の両立ができる点では、フリーランスは最高です。でも収入は安定しませんよ。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか