厚生労働省「介護離職ゼロのポータルサイト」がしれっと開設されてました

介護離職ポータルサイト

厚生労働省が「介護離職ゼロ・ポータルサイト」を、しれっと開設したようです。ソースを探ってみたのですが、いつ開設か分かりませんでした。ツイッターで一番古いつぶやきが、この3月末だったので最近かもしれません。

政府インターネットテレビでは、現在、介護離職ゼロでどのような取り組みが進められているのか、5分程度の動画があります。こちらは今月放映された、新しいバージョンです。

番組によると、

  1. 年間10万人の介護離職者のうち、仕事を続けたかったがやむを得ず離職は約6割
  2. 理由としては、職場の理解が得られない、介護サービスが利用できない
  3. 介護サービスが利用できない点については、特養など50万人まで増やす(2020年目標)
  4. 都市部では要件を緩和して、施設を所有せず賃貸でも運営可能にする
  5. 介護職の人材確保のために、再就職支援をする(再就職準備金貸付事業・上限20万)
  6. 介護福祉士を目指す人を増やすために、修学資金を貸し付ける。5年実務で返済免除
  7. 介護休業は3回まで分割して取得可能になる(2017年1月より)
  8. 介護休業給付の給付率を40%から67%に引き上げる(2016年8月1日試行)
  9. 地域包括支援センターの他にも、労働局でも相談に乗ってくれる

ざっくりいうとこんな内容です。厚生労働省のポータルサイトは、介護離職したときの基本的なことが書いてあります。公的な情報って、自分で取りにいかないと知らないことっていっぱいあります。

本にも書きましたが、市区町村の広報は介護スタート時には、特にチェックしたほうがいいと思います。助成金やら医療費の自己負担限度額など、よだれが出そうな情報満載です(笑)

やっぱり会社を介して、こういった情報を広げたほうがいいです。介護離職の可能性は感じていても、特に何もしてないという人が多数ですので、プッシュ型で啓蒙していくことが必要かもしれません。

介護離職の取材で最も聞かれること

介護が始まって、1か月後には辞表を出しました。即決した理由は3つです。

  1. 祖母の余命が半年と宣告されたこと
  2. 介護が始まるかもしれないと思い、4年前から貯金と副業で準備していたこと
  3. 仕事が忙しすぎて、両立なんて絶対にムリと判断した

辞表提出までの1か月間、就業規則はチェックしました。介護休業はもらえないんだなぁ、転職して9ヶ月の人はということは分かりました。上司や人事に相談したか・・・してないです。代休や有給を取る理由として、介護の現状を伝えただけです。

このブログ、実は介護離職の取材が一番多いのですが、「会社や上司から制度の説明やアドバイスはありましたか?」という質問をよく受けます。

くどひろ
ないです。でも期待してたわけでもないし、説明がないという不満も全くないです

毎回、こう答えます。でも、説明もなく離職に追い込まれたって、記事にしたいんですよね。そうはさせたくなくても、ふたを開けたらそうなってたこともありました。

厚生労働省のポータルサイトよりもこっち

正直言うと、ポータルサイトもあったほうがいいのですが、物足りない・・。だったら、ワーク&ケアバランス研究所が発行している「仕事と介護の両立支援ハンドブック」を会社に買ってもらって、さらにセミナーを開催したほうが効果的です。

先日、代表の和氣さんにお会いして、このハンドブック頂きました。カラーで見やすいし、介護離職したわたしから見ても、ポータルサイトよりも価値があります。

子育て支援する企業が増え、そういったところに優秀な人材が集まるように、介護に対しても制度が充実した企業に人気が集まる時代が来ると思います。それには、40代以降の転職市場が今以上に活発になって、会社選びの条件に加わってくると、より現実味を増すと考えます。転職平均年齢は年々上昇してますが、どうかな・・・時間かかりそうです。

最後にこちらをご紹介して、終わります。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこのブログを書いている人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか