皆さんは、男性マンガ家の了春刀(りょうはると)さんをご存知ですか?
あのテレビドラマ・SPECの漫画化作品を手掛け、ヤングガンガンに連載した実績をもつ方です。そんな了さんが今年2月末に「マンガで知る!初めての介護ー大切な人に必要となったとき、最初に読む本」を出版されました。
2014年にお父様が倒れ、要介護4になったご自身の介護体験を元にして書いた作品です。同世代で、本業として介護とマンガを両立している男性マンガ家さんを初めて知りました。
マンガ家さんと介護
例えば、八万介助(はちまんかいすけ)さんの「49歳未経験 すっとこ介護はじめました!」
雑誌の休刊で仕事がなくなった八万さんは、49歳未経験で介護施設の認知症棟のヘルパーさんになったんですよね。若手職員に虐げられながらも、3年で介護福祉士になられた方です。まだ読んだことないんですが、介護職の方にはあるあるネタ満載で面白いらしいです。
ペコロスこと、岡野雄一さんもそうですね。女性だと、吉田美紀子さん。40代バツイチの吉田さんも仕事が減り、セカンドキャリアとして新米ヘルパーに転身されたマンガ「40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら」もあります。
個人的に気になること
わたしが取材のとき、よく質問されるのが、
これです。この質問、了春刀さんにそのままぶつけたいです。
本を出版しただけでは、とても生活なんてできません。マンガ家さんも、たぶんそんなに差はないと思うんです。どうやって「介護とマンガの両立」をされているのか・・・その話をするだけで、取材がたくさん来るような気がしてなりません。
わたしはブログで、了春刀さんはマンガで両立する・・・時代ですよね。10年前に、こういう介護者はほとんどいないはず。こんな介護者もいるんだよ、いろんな働き方があるんだよって、発信し続けないといけないですね。
「ブログもマンガも縁遠いもの」と考えず、いろんな両立のカタチがある!と考えてみてください。決して、会社員一択ではないです。このブログにいらっしゃった方で、「株式投資と介護の両立」というすごい例もありました。
試し読み可能です
了春刀さんのマンガ、試し読みが可能です。マンガ冒頭が、昔の自分とシンクロするんですよ・・・。介護が始まった年齢、会社でのポジション、1本の電話から急に人生が変わっていく感じ、2012年11月の自分と全く同じです。
このブログでたびたび登場します、遠距離介護のスペシャリスト・NPO法人パオッコ代表太田差惠子さんが監修されてます。マンガがあって、太田さんの介護サービスや制度の解説もあるという構成になっています。
ちなみに、わたしの著書のイラストを描いてくださった方は、みわまさよさんです。
今日もしれっと、しれっと。