介護施設の選び方|失敗しない老人ホーム探しの7つのサイト活用法

突然親を介護施設に預ける状況になったら、何から始めればいいかわからないですよね。

私も認知症の祖母の施設探しで、最初は途方に暮れました。この記事では、実際に使って役立った老人ホーム比較サイト7選と、失敗しない施設の選び方をお伝えします。

最初は病院のソーシャルワーカー経由で介護施設を探しましたが、残念ながらそれだけではかなりの情報不足。そこで介護施設を紹介してもらったあと、自分で老人ホーム比較サイトを使って情報収集しました。

介護施設比較サイトのいい点、悪い点を指摘しながらご紹介します。下記表が比較サイトの一覧で、ひとつひとつ詳しく解説していきます。

No.サイト名ワンポイント
1LIFULL介護1番お世話になった介護サイトで、現在のイチ押しがこちら。読み物として情報が充実しているので、介護施設の勉強ができる
2みんなの介護
TVCMや新聞広告でよく見かける介護施設検索サイトです。
3安心介護 紹介センター以前は情報量の多さから、このサイトを1番推しておりました。介護保険サービス全体の検索に使えます
4さがしっくす施設を見学する時の「見学チェックシート」が1番使える
5老人ホームマップ介護施設を利用しての感想や評判(口コミ)の量が、日本で一番多い
6オアシス介護
施設紹介動画、現場の声ブログがあり、介護施設の雰囲気をつかみやすい
7やさしい介護家族信託・成年後見の士業との連携がある

1. LIFULL介護

わたしが最もお世話になった介護施設検索サイトが、LIFULL介護です。

LIFULL介護

LIFULL介護のいい点

  1. 運営会社(例えばベネッセが運営している施設がいいなど)で、施設検索が可能
  2. 1年以内に新設された “新規オープン施設” の検索が可能
  3. 比較検討リストに気になった介護施設を保存し、まとめて資料請求が可能
  4. オンライン見学ができる介護施設を検索できる
  5. 地方でも、施設の詳細情報が充実している
  6. 情報が充実しているので、介護施設について勉強できる
  7. 施設の写真、画像、入居条件など、サイト全体が見やすい

LIFULL介護のマイナス点

  1. 地方の介護施設の掲載数は、首都圏と比べるとまだまだ少ない

コロナ禍において、介護施設のオンライン見学の有無の検索ができたのはすばらしいと思います。LIFULL介護には、入居相談室という無料電話相談もあります。

地方の介護施設の掲載数はどの比較サイトも少ないのですが、その中でもLIFULL介護は掲載数が多いほうです。うちは岩手県で比較に困ったのですが、困ったときはこのサイトを利用してました。

老人ホーム・介護施設の検索なら【LIFULL介護】

2.みんなの介護

テレビCMでおなじみの「みんなの介護」。ご紹介している8つのサイトの中で、このサイトだけは知っているという方も多いと思います。

みんなの介護のいい点

  1. 介護施設の掲載件数が全国トップクラス
  2. 入居、見学者の口コミ、星評価の件数が多い
  3. VR動画や360°パノラマ画像で、施設内の雰囲気を確認できる
  4. たくさんの施設資料を一度に請求できて比較が効率的
  5. 施設入居の際の自宅売却を支援するサービスもある

みんなの介護のマイナス点

  1. 自分が情報収集したいペースと合致しない場合もある
みんなの介護

3. 安心介護 紹介センター(旧かいごDB)

以前は1番推していたサイトで、介護施設探しの入口がシンプルになりました。

安心介護紹介センターのいい点

  1. 東証一部上場の株式会社エス・エム・エスが運営
  2. 訪問介護(ヘルパー)や通所介護(デイサービス)などの検索もできる
  3. 空室数、入居待ち人数が分かる施設もある
  4. 利用者家族の施設口コミ・評判が掲載されている施設もある(真偽は保障されてない)
  5. 施設見学チェックシートがダウンロードできる

安心介護紹介センターのマイナス点

  1. 読み物としては、コンテンツはそんなに充実していない
  2. 地方の介護施設の掲載数がかなり少ない

ネットの口コミの審議は、飲食店系サイトでも賛否を呼んでいますが、何も情報がないよりかは、利用者家族の意見を参考にできる点はありがたいです。あとはその口コミをどう解釈するかは、比較サイトを利用する人の自己判断によると思います。

地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、ショートステイなどの検索ができるところが、他のサイトにはない最大の特徴です。介護施設探しだけでなく、介護保険サービス全体の検索サイトとして使えます。

安心介護 紹介センター

4. さがしっくす

さがしっくすのいい点

  1. 早分かり用語集(PDF)をダウンロードできる(無料)
  2. SNS発信(twitter、LINE、Facebook)をしているので、最新情報のキャッチアップがラク
  3. もし介護施設入居で不動産売却が必要になったら、査定サイトへの入口もある

さがしっくすのマイナス点

  1. 地方の介護施設は、検索してもゼロということもある

ダウンロードすると早わかり用語集であったり、見学チェックシートだったりを簡単に無料で入手することができます。特に見学チェックシートの項目数はとても細かくて、このサイトのチェックシートが1番使えると思います。

さがしっくす

5.老人ホームマップ

老人ホームマップ

このサイトは、何と言っても施設の口コミの多さが一番の特徴です。

老人ホームマップのいい点

  1. 最も気になる介護施設を利用しての感想や評判(口コミ)の量が、日本で一番多い
  2. この口コミを元に『介護施設にだまされるな!』という本が出版された
  3. スタッフ・食事・清潔さ・愉しみ・雰囲気・施設・介護体制が5点満点で評価 (チャートつき)
  4. 地方毎(北海道、東北、関東、近畿、九州など)の介護施設口コミランキングが見られる

老人ホームマップのマイナス点

  1. 地方の施設への口コミは、充実していない
  2. 介護従事者の施設への不満も掲載されているので、介護職の大変さやいやなところまで見える
  3. 口コミの精査(いい口コミもあれば、悪い口コミもある)が必要
  4. 施設の詳細情報が、詳しく掲載されてない

老人ホームの口コミ件数が、4万件近くあり充実しています。うまく利用することで、施設の良し悪しが判断できます。地域にもよりますが、わたしの地方は口コミがほとんどありませんでした。口コミを見るためには、無料会員登録が必須です。

老人ホームマップ

6.オアシス介護

オアシス介護のいい点

  1. 施設を紹介する動画もある
  2. 施設でどんな事をしているか写真があり、現場の雰囲気が分かる
  3. 現場の声ブログがあり、これも現場の雰囲気をつかみやすい

オアシス介護のマイナス点

  1. 施設紹介数に関しては、そんなに多くはない

施設紹介動画、現場の声ブログがあり、実際に入居している人へのインタビューや、スタッフの声が掲載されています。

オアシス介護

7.やさしい介護

やさしい介護のいい点

  1. 東京・神奈川・千葉・埼玉に関しては、施設情報が充実している
  2. 成年後見、家族信託の士業との連携がある
  3. 施設見学・説明会などのイベントでの検索ができる
  4. 訪問相談・施設への現地同行も希望すれば、行ってくれる

やさしい介護のマイナス点

  1. 地方の施設は、検索してもゼロということもある

なんといっても、訪問相談と施設への現地同行を行ってくれるのが、他のサイトにはないです。首都圏・関西圏の方で、直接会って話したいと考えている人にはお薦めです。成年後見制度のプロの紹介もしてくれます。

やさしい介護

老人ホーム・介護施設探しの大原則とは?

「資料請求したら、自分で見学して目で確認する」

介護施設に行ってみないと、資料請求だけでは分からないです。現場で雰囲気を確かめる事が、最も大切ですし、数多く施設を見学することで見る目が養われます。

また介護施設の比較サイトは、広告を掲載できる力のある老人ホームのみが掲載されています。利用者を増やして稼働率を上げたい介護施設側と、サイトを運営する会社にとってwin-winのビジネスモデルです。

比較サイトに載ってない、あるいは広告を出してない介護施設や老人ホームの中にもすばらしいところもたくさんあります。比較サイトのメリットは、選択肢を簡単に増やせることなので、割りきって使いましょう。

グループホーム 見学

介護施設に入居する前の荷物の整理について

父親が亡くなったときに遺品整理を行ったのですが、その業者から生前整理の話も聞きました。介護施設入居が決まった際に、家のものを処分する際に遺品整理業者へ依頼することもあります。その記事も合わせて読んでみてください。

遺品整理 業者選び コツ 費用 相場

今日もしれっと、しれっと。

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【最新刊】
「工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント」(翔泳社)

遠距離介護歴13年以上で、2013年から遠距離介護ブログを運営してきたわたしが、これまでの情報を基に、遠距離介護の定番となる本を目指して書きました!遠距離介護が始まるかもしれないと不安に感じている人や現在遠距離介護中の方に向けた実用書です。

 



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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント(翔泳社)、老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

【音声配信Voicyパーソナリティ】
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