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認知症の経過報告(1年と9週・10週間目)・熱が出た母は最強で最悪!

今まで鼻かぜをひく事が多かった母ですが、偶然にも熱が出た事はありませんでした。熱が出るような行動(薄着で真冬に外に出る)は以前から多く、ギリギリのところで熱だけは回避してきたのですが、今回ばかりはアウトでした。

おそらく舟木一夫のコンサート会場の冷房でやられたのか、興奮した結果だと思います。母の平熱は35度前半で、体温計が示した温度は37.2℃。平熱から考えれば、まぁまぁ高いです。

風邪を認めたくないのか、病院に行きたくないからなのか、いろんな 「取り繕い」 が始まります。

「毛糸を着ているから、体温が上がった」 と言い出しましたが、見るとレースで薄着です(笑)。さらに、「平熱が35度前半だから、37度は高いよ」 と言うと、「わたしは平熱が高い時もあるのよ」 と意味不明な返しで応酬してきます。

それではと、市販の薬を飲ませることにしました。市販薬のルルに “絶対の信頼” を置いている母。

母:「ルルを飲めば、一発で治る!」

こちらが絶対の信頼を置く ルル細粒 ↓
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これが口ぐせなんですが、夜、朝、昼、夜と飲んでも、熱は下がりません。市販薬が最強と思いこんでいて、「2000円もする市販薬を買うくらいなら、病院行ったほうが安いのに」 と言っても、聞く耳を持ちません。

さらに、「薬を飲んだあとは、目が冴える」 という思いこみも激しくて、寝る前には飲まないというポリシーを持ってます。「普通は薬で眠くなるものだよ」 と言っても、これまた聞く耳もたずです。

自分の体は自分が分かるから とかいうんです。いつもならば 「ふーん、そうだね」 で通すんですが、熱となると話は別。やはり治してもらいたいので、”正論で” 説明するんですが、これが認知症の人にはマイナス。とにかくいう事を聞きません、いつも以上に。

さらに熱を認めたくないんでしょうか?体温を連続で7回も測ってます(笑) 35度代を意地でも出したいからなんでしょうかね?何回測っても同じなのに。次に言い出したのは、「歯医者に行ったらどうか?」と。

また意味不明な事を言うので理由を聞くと、「医者だったら、なんでも分かるでしょ!」と。「歯医者で聴診器見たことある?」 と聞くと、これは納得してくれました。しかし、次の日には、また歯医者はどう?と言います。内科が嫌いなんでしょうかね?

認知症の対応としては、否定しないのが基本ですが、熱を下げるためには正論を言わないといけないし、正論言うと今度は反抗的になるしで、二度と熱を出させてはいけないな・・・と痛感した1週間でした。なんか疲れますね・・・こういうやりとりって。

ということで、ピック病のお薬ウィンタミンの服用はお休みしたので、効果測定がまだできていません。

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近距離、遠距離に関わらず、親と離れて暮らして介護している方やこれから介護が始まる方に向けた新ジャンルの本です。図表とカラーで分かりやすく仕上げ、多くのメディアに取り上げられました。

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ABOUT US

工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(77歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか