骨折は治っていない? GW中の介護の状況

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GWはいかがお過ごしでしたか? わたしは本の執筆weekでしたが、介護はいろいろありました。音声配信voicyのほうでは話したのですが、文字で改めてまとめます。

4月25日(木)。わたしが帰京する前日に、母が実家の廊下で骨折したときと同じ、後ろに反る形で再転倒しました。同じ週の月曜日に包帯とシーネが取れて、少しずつ歩けるようになってきたところでの出来事でした。

足が腫れたり紫色になったりはしなかったものの、翌朝母が「痛い痛い」と。東京に今から帰るし、GW中は病院に連れて行けないと思って、東北新幹線に乗る日の朝に整形外科を再受診しました。

レントゲンで確認したところ骨折もねんざもなく、処置も不要と言われました。あれから2週間ほど経っているのですが、GW中も足の腫れと痛みがまだ残っているようで、数日後に実家に帰ったらどう対処しようか悩んでいるところです。

認知症なので、自分が転倒したことをすっかり忘れて、日常生活を送ろうとします。そうすると筋力が戻っていないからか、不安定な動きになって、また転倒してしまうのです。

GW中も常に誰かが見ている状態をキープした

結局、GW中もひとりにはできないということで、デイサービスと自費のお泊りデイサービスを利用して、常に人の目がある状態をキープしました。

元々手足が不自由でうまく歩けないうえに治りかけなので、家の中を移動する際は近くに壁や手すり、家具があるような配置を、福祉用具専門相談員さんと考えてから帰京しました。

そのおかげで転倒リスクはだいぶ減りましたが、GW中に母と一緒に居た妹の感想はまだ微妙とのこと。

妹が仕事に行ったり、デイが迎えに来るまでの1時間に待ち時間が発生したりすると、わたしが見守りカメラでずっと母を見守っていました。

東京でテレビを見ながら、目の前にスマホを置いて、見守りカメラの映像をずっと見る。ブログを書くにも、ディスプレイの前にスマホを置いて、映像を見る。見続けていると1時間が相当長く感じられ、かなりのストレスでした。近くに居たほうが、まだましかもしれません。

5月は骨折からのリハビリ月間なので、母には少しずつムリをしてもらって、何とか前のフラフラ歩きぐらいまでは復活して欲しいです。しかし、まだまだ微妙な状況は続きそうです。

今回の記事から、音声配信voicyのリンクはしばらくかずっと貼らないのでご了承ください。お聴きになりたい方は、可能であればvoicyのアプリをダウンロードして聴いてください。

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか