【新体制】ケアプランを大幅に見直しました!

ケアプラン

4月より、ケアプランが大幅に変わりました。

認知症の先生が、独立開業したのでついて行く事にしました。デイサービスはヘルパーさんによる送り出しを利用、買い物支援をお願いします。

自分で買い物ができる、外を歩くリハビリになる、さらに小学校の頃住んでいた地域での活動が増えるので、回想法にもなるということで、理想のケアプランの完成です。しかし変化に弱い母の、予想通りの反応が始まりました・・・

やはり大混乱の母

看護師さんは辞めたの?
くどひろ
いや、先生だけ独立したの!
あの看護師さん、新しく採用したの?
くどひろ
そう、そう!わかってんじゃん!
なんで、看護師さんは辞めちゃったの?
くどひろ
いやいや、先生だけ独立したから辞めてないよ・・・

復活した母はテンションが高いので、質問責めがハンパない!最初はそうだね~を連発してましたが、途中から説得に切り替えました。紙に書いてもだめで、3日で30回以上このやりとりしました。いやぁ・・・疲れる、でも失禁よりはラクです。

原因をつかめず、対処も今回はできません。そんな時は時間の経過に任せます。1週間ぐらいのタイムラグで、理解している事があるためです。

面白いコンセプト、でも・・・

新病院は新築の民家なので、雰囲気は最高です。しかし玄関外に、母には手ごわい階段がありました。わずか2段ですが、手すりがない・・・抱えようとした時、待ちきれない母はいつもの四つんばいで入って行きました・・・

玄関はいずれ改善される事を期待し、あとは新看護師さんです。ここから下手すると1年くらいは、母からの質問責めに耐えなくてはいけません。

ねぇ、あの看護師さんの名前なんだっけ?主任さん?師長さん?

我が家ではヘルパーさん、看護師さん、作業療法士さん、すべて写真を撮ります。写真にシールを貼って、そこに名前を書きます。その写真を何度も何度も見せることで、3か月ぐらいからなんとなく理解が始まり、1年くらいすると記憶に定着します。

母は名前を覚えようという意欲はあるので、写真を見せるという方法を2年前から継続してきました。一時期は額にいれて、居間に飾っていつでも見えるようにしていましたが、模様替え好きな母が、いつのまにか取ってしまいました。

認知症の人は、笑顔を覚えやすい という記事を以前書きましたが、前の看護師さんはみなさん笑顔で名前の覚えも早かったんです。今度はどうかな・・・

複雑な病院

母は認知症に加え、シャルコーマリートゥース病の手足リハビリをしています。こちらのリハビリは旧病院所属の作業療法士さんでないと困るので、結局3か月に1回は旧病院の受診もすることになりました。

これは混乱します、2015年は年末まで質問責めに会うな・・・次回の帰省はサ担目的でしたが、照会(会議で集まらない)で済むことになりました。合わせて新幹線チケット取りましたが、しょうがないですね~

下記ケアプランが、昨日より稼働しました。あとは家族として、これ以外の時間に何をするかです。ケアプラン以上に大切なのがこっちなんですよね、実は。

旧ケアプラン新ケアプラン
訪問看護(薬セット)訪問看護(薬セット)
訪問介護
(ゴミ出し・買い物)
訪問介護
(ゴミ出し・デイ送り出し)
デイサービスで買い物支援
訪問リハビリ訪問リハビリ
デイサービス
訪問介護(買い物)訪問介護(買い物)

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか