2019年全国で開催した介護講演会を振り返る

講演会

2019年は、全国13か所で講演を行いました。

全国でたくさん講演していらっしゃるんでしょ?と主催者の方によく言われますが、そうでもないです。平均すると、月1回ペースです。

全国どこへ行っても、講演会場に何人かブログ読者の方がいらっしゃいます。直接お声掛け頂くケースや、ブログコメントであとで言われるケースなどなど、本当にありがとうございます!

どうやって講演依頼が来るのか?

講演依頼は突然、ブログお問合せ欄から来ます。必ず、どこでわたしを知ったのですか?と主催者の方に聞くのですが、

  • 本やブログを読んだことがあった
  • 新聞でわたしの記事を見た
  • 講演会に参加した方からの口コミ
  • 講演会にいらして、わたしに直接オファー

本やブログがきっかけのオファーが多かった時期もあったのですが、講演会に参加した方が他の団体や主催者様に紹介してくれて、オファーというケースも増えてきました。

講演終了後の直接オファーは意外と実現しないのですが、実現するときはあっという間に話が進みます。気遣いでもお声掛け頂くのは、うれしいです。

人気がある講演テーマは断トツで認知症介護。最近は、介護と仕事の両立も増えてきました。男性介護の話が、急に連続して入ることもあります。

講演内容は主催者のリクエストが必ずあるので、すべて内容は違います。また、予想される参加者の世代に合わせて内容も変えています。

この予想が外れると本当に地獄で、若い人向けの講演だったのに、シニア世代がいっぱい集まると、会場の空気もわたしも凍り付きます。

特に印象に残った講演会

どの講演会にも思い出がありますが、1月の札幌講演はやはり特別でした。

胆振東部地震で延期になった代替講演で、地震の際は新千歳空港が閉鎖。それでも札幌へ向かうかどうかの調整がギリギリまであって、地震でも開催するのかという問い合わせもあったそうです。

地震から4か月後の代替講演だったので、かなり気合が入りました。会場の盛り上がり、主催者の皆さまの運営レベル、最新鋭の会場など、すべてが素晴らしかったです。すごかったなぁ~。

札幌市民交流プラザでの認知症介護講演会
出来たばかりの札幌市民交流プラザにたくさん来て頂きました!

3月の岩手・宮古の講演も忘れられません。地域サポーターの皆さんが、一生懸命集客してくださいました。講演会後のおしゃべり交流会も斬新で、わたし1人と30人近くの参加者が輪になって、Q&Aをやりました。

書籍販売ができない会場だったので、参加者の皆さんが講演会後に近所の書店に走って購入して、会場に戻ってきてサインしました。そしたらその書店さんの週間ランキング2位になって、岩手日報に載りました。

会場には、下記写真のようなコーナーがありました。新聞記事を調べたり、手書きのコメントがあったりと、時間かかったと思います。うれしかったです、ありがとうございます!

岩手・宮古の会場に設置された本や掲載記事

4月の東京・大田区の講演は、ブログ読者の方が多く集まった珍しい講演会でした。あっという間に満席になったことに、何より驚きました。東京、神奈川の講演は、ブログ読者の方が多く集まります。

交流会ではグループに分かれ、わたしと大田区のおだやか診療所の上野貴士先生が交互に回って、認知症に関するお話を聞く方法もよかったです。

くどひろのしれっとハンコ
大田区の講演で作って頂きました!

6月の福井は、珍しく2時間の講演でしたが、皆さん寝ずに聞いてくださってうれしかったです。7月の岩手・大船渡は、参加者の皆さんから逆に応援してもらいました。出身県ということも、あるのかもしれません。

台風19号直後にも関わらず来てくださった長野・佐久市や、長野の飯田市は講演のお礼のお手紙が後日きまして、大変うれしかったです。最後の川崎・宮前区はアンケート結果を待ってます、どうだったのだろう・・・。

講演会でお手紙やおみやげ頂きまして、ありがとうございます!お手紙は返事できずに申し訳ないのですが、きちんと読んで保管しております。

あとご参加された皆さんが、アンケートにいっぱい書いてくださる!

アンケート無記名で退出した経験は誰にでもあると思うのですが、フリー欄にもしっかり長めに書いてくださって、これは本当にうれしいです。全部目を通し、皆さんの悩みがどこにあるのか、分かるようになりました。

このページに講演会にご参加された方の声の一部を載せているので、もしよかった見てください。本当にありがたい結果で、モチベーションがあがります。

2020年の講演会の予定

2020年は1月の福岡・博多から講演が始まりますが、非公開の講演会が続きます。確定している講演会は4月まであって、確定していないけどやるかもしれない講演もあります。

2020年のどこかで新刊が出るので、その前後は本の販促で書店さんを中心に動き回る予定でいます。

2020年はまだまだ余裕がありますので、気軽にご連絡ください。問い合わせだけでも大丈夫です。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

4件のコメント

くどひろさん、お久しぶりです。
1月に楽しみにしていた講演会に参加できて、本当に良かった!
その後、両親や義母に次々と様々な事が起こり、バタバタと大忙しの日々でした。
でも、合間にくどひろさんのブログや本を開いて、深呼吸させてもらい ました。
まだまだ想像もしない事が 起こるんだろうけど、今は何があっても 周りに助けてもらいながら、しれっと乗り越えて行ける気がしています。

滑って転ばないように、くどひろさんもお気をつけ下さいね。

冷やっこさま

お久しぶりです!
ブログや本で深呼吸、ありがとうございます!!

そうですね、想像しないことはたくさん起きますよね。バタバタしていても、しれっとやり過ごした冷やっこさま、お疲れさまでした!
確かに想像もしないことがうちも起きると思いますが、想像できないことを考えて悩むくらいなら楽しく過ごしたいですね。

よいお年をお迎えください!

ありがとうごさいます。
くどひろさんのおっしゃる通り、先のことを考えても仕方ないですよね。
実際に問題にぶつかった時に、最良の方法を考えればよいのです。
来年もきっと大丈夫!
笑顔でしれっと !

くどひろさんもよいお年を!
新刊楽しみにしています。

冷やっこさま

先を考え過ぎて不安になる方は多いので、難しい物の見方なのかな?と思うこともありますが、そのほうが人生楽しいかな?
と思っています。新刊のこと、どうもありがとうございます!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか