11月4日は亡くなった祖母の1周忌。写真や動画を撮ったわりには、全く整理ができていませんでした。
こちらの写真を見ながら、ある事を思い出しました。
それは「認知症 “同士” の幸せのループ」 です。
この写真は、亡くなった祖母と母が自分達の若い頃の写真を見ながら、病室で談笑しているものです。この1週間後に祖母は亡くなるのですが、この時は全く予想してませんでした。
なぜ病室に写真を持っていくかというと、回想法(過去を思い出してもらって、精神状態を安定させる)をするためと、会話に困った時のためのツールです。
写真があると、写真の数だけエピソードがあるので、話題が次々と変わるのです。(認知症便利ツールとして、加えようかな)
でも、祖母も母も認知症。放っておくと、1時間の間に同じ話を何度も何度もします。聞いてるわたしはというと、
「この話題、もう5回もやってんだけど・・・」
と思うわけですが、当人同士は面白いほど幸せそうなんですよね。同じエピソードトークをして、同じところで笑って・・・
当時は何だかな~ と思いながら、聞いているのがつらくなったら病院の支払いに行ったり、病院のソーシャルワーカーさんのところへ行ったりしてました。
今この写真を改めてみると、
「おんなじ話しかしてないけど、当人同士は幸せだったんだろうな~」
と。認知症の幸せのループが完成してたんですね~ 祖母は性格がきつくて、絶えず母娘はけんかばかりしてたんですが、わたしが介護してた1年近くは驚くほど穏やかだったんですよね。
2人同時の介護はなかなか大変でしたが、あの当時の大変さを思えば今はかなりラクだなぁ~
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