涼しそうな7月の遠距離介護がスタートしました

7月の遠距離介護がスタートしました。

東京が本当に暑すぎたので、だいぶ涼しい盛岡は天国です。この前東京の家の近くをほんの少し歩いただけでえらく疲れてしまって、その後2時間も昼寝したときは本当に驚きました。気づかないうちに、かなり体力を奪われていたようです。

7月の遠距離介護の予定

今回の遠距離介護は、母をものわすれ外来へ連れて行って、数か月続いている入れ歯の型どりに歯医者に連れていくくらいで、他にはイベントはありません。

とはいえ必ず近くにいないと分からない介護の問題は起きますし、石鹸の誤食対策とか、手に届く位置にある見守りカメラをもぎ取ろうとするので、その対策はやります。

あと定期的にヘルパーさんへのお願いを手紙(wordで入力して、紙出力)で書いていまして、そちらを新たに書くつもりです。とはいえ単なる連絡事項であって、実行するしないに関してはとやかく言わないスタンスでやってます。

この前、母が調理する必要のない残り物を昔の感覚だけで調理して、文字にも音声にもできないほどのとんでもない料理を作ってしまいました。

その料理を何の疑いもなく食べる母の姿を見守りカメラの映像で見て愕然としたわけですが、もう重度の認知症だししょうがないです。遠距離介護なので、どうしようもない場面はたくさんあります。生きていればOKと気持ちを切り替えましたが、できる対策はしっかりやります。

こうした話をものわすれ外来のかかりつけ医に話しに行きますが、ここから認知症の積極的な治療を考えているわけではないので、いろいろあっても命を落とさず、ケガをしなければいいというふうに考えています。

3月の母の骨折で、2024年は想定以上に実家に居る時間が長くなってしまったので、7月までは滞在期間を短めに調整してました。でも真夏と真冬は滞在時間を長くしているので、来月はしっかり実家に居て、熱中症対策をしようと思っています。

今日もしれっと、しれっと。


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3件のコメント

くどうさま

いつもブログ拝見しています。私も独居の母の遠距離介護始めて3年が過ぎようとしています。くどうさんのブログに出会えなかったら、認知症の母が独居を続けることはできなかったと思います。感謝しています。

2年前体調を崩し、看取り寸前まで行きましたが、なんとか復活しました。要介護5で全介助ですが、毎食時車椅子移乗させてもらいます。

ここまできたら皆さんに助けていただきながら最後まで自宅で過ごせたらいいね。妹と話しています。

これからもしれっとしれっと頑張りたいです。くどうさんもご自愛くださいね。          

うたさんさま

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます!

そうでしたか、認知症の親の独居なんてありえないって方もいらっしゃいますからね。
わたしも最期まで自宅で介護を意識していますが、一方でムリはしない、自滅しないという意識もあるので、うたさんもムリだけはしないでくださいね!

くどうさま

返信ありがとうございます。くどうさんのように自滅せず、無理しないようにしますね。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか