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遠距離介護と食事量と便失禁の関係

最近になって、ある大切なことに気がつきました。

それはわたしが実家に帰省して、2日から3日が経った頃、必ず母の大量の便失禁が起きます。前はそれでイライラしていたのですが、何度も起こるので、最近はそろそろ便失禁の時期が来ると身構えるようになり、ストレスは軽減されました。

なぜ帰省すると大量の便失禁になるのか?

わたしが帰省して介護をすると食生活に大きな変化があるから、大量の便失禁になるのだと思います。

母はわたしが作ったご飯を、朝も昼も夜もしっかり食べるようになるので便が出る。シンプルな話です。ひょっとすると食事量が多すぎるかもしれないのですが、81歳にしてはよく食べるので、食べられるうちは食べてもらおうと思って作っています。

また1人のときの食事の軸は、デイサービスの昼食です。朝や昼は冷蔵庫などにあるパンやバナナ、ジュース、あとはお菓子なども食事にカウントするほど、貧相になります。また1人だと食べるのに集中できず、すぐ片づけてしまって、後日食器棚の中などから、古いパンが見つかります。

最近は分かってきたので、少しずつ食事の量を増やしていくようにしていますが、それでも大量の便失禁があります。あと大量に便が出て、迷走神経反射が起きます。血圧が急低下して、フラフラになるのですが、これも何度も見ているうちに冷静に対処できるようになりました。

完全に解決したわけではありませんが、慣れてしまうとなんてことはないのが介護だとわたしは思っているので、おそらく乗り越えていける問題でしょう。

ちなみに以前紹介したこちらの商品が、便失禁処理にめちゃくちゃ役に立ってます。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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