11/17新刊発売、12/13出版イベント開催!

認知症の母が燃えるゴミをあさってしまうので対策した話

認知症の母が燃えるゴミの中身を出したときの話は、2024年に感情たっぷりに音声配信で話しました。

まさか使用済みのリハパン、尿取りパッド、ポータブルトイレの処理袋、尿の吸水シートなどを台所やダイニングテーブルに広げて並べるとは思いもしませんでした。

元々わが家では台所の勝手口の横のコンクリートの外壁に、2本のネジが打ってあってそこに燃えるゴミの袋を引っかけていました。家の中にゴミのニオイを充満させないため、外に逃がしていたのですが、あろうことかそのゴミ袋を母は中に入れてしまったのです。

母が燃えるゴミを中に入れる理由

以前からゴミ袋を家の中に入れて、縛った状態のものが寝室や客間から出てくることはありました。しかし2024年11月以降はゴミ袋の中のゴミを出すようになり、未遂も含めて何度かあったので対策に迫られました。

さすがに尿や便で汚れたリハパンやパッドを手で伸ばされると、母の手が汚れるだけでなく、その手で触った手すりやテーブルなど、いろんなところが尿や便で汚染されていきます。

本気で対策をするきっかけになったのが、訪問看護の看護師さんが処理した袋を母が取り込んだときです。その袋は母に浣腸をした際に使った手袋、お尻のそばに敷く吸水シートなどが入っていて、絶対に開けてはいけない袋です。こちらも未遂に終わったのでよかったのですが、本当に危険です。

またお隣に新しい家が建ち、その家が気になるのか何度も台所の勝手口から家を見るようになりました。その時にゴミ袋を見つけ、中に取り込んで中身を出してしまうのです。

猫がゴミ袋を破いてしまうと思っているのかもしれないし、ゴミをまとめてゴミ置き場に捨てに行く記憶は残っているのかもしれません。でもゴミの中身が何なのかを理解できないと、本当にやばいことになります。

そこで母が絶対にゴミ袋を触れない場所に、新たにゴミスタンドを設置しました。

鍵のかかった保管庫にゴミ袋ホルダーを設置した

ゴミ袋ホルダーは、鍵がかかった押し入れ(食糧庫)の下段に設置しました。ゴミ袋ホルダーはフタがついているので、ニオイは漏れません。

遠距離介護なので、母がひとりでいるときにゴミいじりが起きないようしっかり対策しておかなければなりません。今回も山崎実業さんのお世話になり、購入してからは問題は発生していません。

今日もしれっと、しれっと。

2025.12.13(土) 出版記念イベント開催!

11/17(月)『工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント』(翔泳社)の発売を記念して、12/13(土)朝10時から、東京・品川にあるフラヌール書店(不動前駅)とオンラインのハイブリットで出版記念イベントを行います。ブログや音声配信では絶対に話せないリアルな介護の話を、たくさんします。オンライン参加は顔出し不要、匿名参加OKです。気軽にご参加ください!

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【2025/11/17発売の最新刊】
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遠距離介護歴13年以上で、2013年から遠距離介護ブログを運営してきたわたしが、これまでの情報を基に、遠距離介護の定番となる本を目指して書きました!遠距離介護が始まるかもしれないと不安に感じている人や現在遠距離介護中の方に向けた実用書です。

 

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント(翔泳社)、老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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