遠距離介護の母の食事をpascoの『ロングライフブレッド』に頼っているのだが

遠距離介護 ロングライフブレッド pasco

認知症が重度まで進行していてしかも独居の母に、遠距離介護でどうやって食事を提供するのか?

食事の軸になっているのはデイサービスで、お昼にしっかり栄養を取ってもらっています。あとはわたしが帰省した際に、1日3食しっかり食べてもらうようにしています。問題はそれ以外の時間帯で、特にデイサービスから帰ってきてわたしがいないときの食事が問題です。

わが家が宅配弁当サービスを使えない理由

検討はしたもののわが家で宅配弁当サービスを利用していない理由は、次の5つです。

  1. 手渡しが原則の宅配弁当であっても、母は受け取ったあとどこかに片づけてしまう
  2. 弁当が保管ボックスに届いた場合、母は弁当を取らない
  3. 電子レンジで温めができない
  4. 残した食材をどんどん冷蔵庫に保管し、それをまた食べてしまう。夏場は特に心配。
  5. 契約条件(回数や時間帯)がうちは合わなかった

ヘルパーさんの時間はこれ以上増やせないので、わが家では賞味期限が長いpascoの『ロングライフパン』を買っておいて、母がそのパンを食べる運用にしています。保存性を高める乳酸菌を含む「パネトーネ種」という酵母を使用しているため、長期間保存できるようです。

下記の写真のとおり、この前買ったパンの賞味期限はざっくりですが2か月ほどありました。常温保存でそれくらい持つらしく、押し入れの中に保管しています。

遠距離介護 ロングライフブレッド pasco
ロカボスティックがおいしい

栄養面は正直微妙なのですが、パンなら手に取って食べるだけでいいです。母は食材に合わせて醤油をかけたり、ソースをかけたりもできないので、わたしが作る料理もワンプレートが多いです。

ロングライフブレッドを食べた感想

食べてみると、若干アルコール臭がします。これは品質保持のため、アルコールを噴霧しているらしいです。袋を開けて数分待ってから食べれば問題ないとのことで、それを知らずに最初のお試しセットを食べたときに違和感がありました。

あと母は1食でパンを2個食べるので、在庫管理が地味に大変です。1週間で14個食べるとなるとこまめに発注が必要です。わたしはpascoの公式サイトで注文していたのですが、この前amazonのタイムセールで20%OFFで売ってました。

注文すると中にチラシが入っていて、10%OFFクーポンがありました。それはもう使ってしまったので、今後はamazonもチェックしないと。

3ケース買って約2週間分

正直この方法がベストとは思っていないのですが、今はこれでやるしかないかなと思ってます。デイサービスによっては、介護保険外でお弁当を持たせてくれるところもあります。6月から使い始めたデイはそのサービスはなかったので、考えながらやっていきます。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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