通院時の交通手段を格安レンタカーからタクシーに変えて費用はどうなった?

現在の母の通院はものわすれ外来、眼科、肛門科、歯医者の4か所です。この中でものわすれ外来を除いて、すべてタクシーで通院しています。

もの忘れ外来の場所が実家からは遠く、わたしのイメージではタクシーで往復で1万円くらいかかると思っていたので、そこだけは格安レンタカーで移動していました。でも今回は暑くて大変なので、タクシーを利用することにしたのです。

遠距離介護が始まってすぐは実家に車があった!

遠距離介護が始まってすぐの頃、実は車がありました。

祖母の病院へのアクセスが悪かったので、車をリースで1年借りたのです。月1万5千円くらいだったと思うのですが、この値段で済んだ理由は1年後に新車を買う条件だったからです。ただ新車を買うのは絶対ではなかったので、返却して購入しませんでした。

その時に中古車を買おうか悩んだわけですが、たまにしか車を使わないのに購入すると、冬にバッテリーがあがりますし、単純に費用を比較したら格安レンタカーが最もお得だったので、結局買わなかったんですよね。

それで実家の近くに2軒ほど格安レンタカーがあったので、自転車で行って借りてました。ところが全部なくなってしまったので、今は盛岡駅までバスで行く必要があり面倒な状況が続いていました。

格安レンタカーを借りて通院するまでの手順

2か月に1回、わたしはずっとこの手順で母の通院付き添いをしてきました。

  1. 実家からバスで盛岡駅まで移動、朝のラッシュに巻き込まれる
  2. レンタカーを借りて、実家に戻る
  3. 実家で母を乗せて、ものわすれ外来まで運転
  4. もの忘れ外来から実家へ戻る
  5. 母と昼ごはんを食べたあと、レンタカーを返しに行く
  6. 途中ガソリンスタンドで満タンにする
  7. レンタカーを返却し、その後バスで実家に戻る

バス往復とレンタカー往復だけで、1時間30分はかかります。格安レンタカー料金はバスやガソリン代を含めて、6時間約5000円。

今回試したタクシーは障害者1割引を使って、往復で約5500円で済みました。イメージでもっとお金がかかると思っていましたが、わずか500円の差でした。しかも1時間30分の時間ロスがありません、もっと早く気づくべきでした。

といいつつ、昔は母を外食に連れて行ってもストレスがなかったので、レンタカーを借りたついでによく外食へ行ってました。今は母が落ち着いて食べられないので、家ばっかりです。

通院直前にリハパンに便がついて、短時間で3回交換しました。そうしたドタバタがあったものの、今回はタクシーだったので難なく対応できました。レンタカーだったら、やばかったかもしれません。

ということで、今後はもの忘れ外来もタクシーで通院します。ただタクシー運賃が8月から値上がりするそうで、またレンタカーも値上がりしているので、どちらにしろお金はかかりますね。

こうなると自分が車を全く運転しなくなってしまうので、春とか秋とか移動が苦にならない時期にたまに運転しようかと思います。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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