明日から遠距離在宅介護、14年目に突入します!

2012年11月15日、祖母が自宅で大量出血で倒れ救急搬送。祖母の介護をしていたはずの母は病院の手続きができず、のちにアルツハイマー型認知症と診断されることになります。

東京の会社で働いていたわたしは、当時40歳。転職してわずか9か月で、祖母と母のダブル介護が始まるなんて思っていなかったし、ましてや遠距離介護というスタイルもよく分かっていませんでした。結局、2度目の介護離職をしました。

あれから13年。祖母と父を介護して看取り、今は認知症の母の介護をしています。遠距離在宅介護が13年も続くなんて思ってもいませんでしたが、先日かかりつけ医からこんな言葉を頂きました。

「わたしが診ている患者さんの中で、工藤さんが1番長く在宅で介護してますよ」

先生が診ている患者さんの多くは盛岡に住み、家族が同居で介護していると思われます。それなのに、離れた東京にいるわたしが1番在宅介護歴が長くなるなんてビックリですよね。

ネタのために在宅で介護しているんだろ?

介護作家だしブロガーだから、ネタのために在宅で粘っているんだろ? って、たまに言われます。

在宅で粘る理由はいっぱいありますが、まずはお金です。今年はグループホームを中心に特養も見学に行きましたが、費用が高すぎて負担できません。これからさらに10年介護が続くかもしれないと考えると、今の段階から施設入居はムリです。節約しないといけません。

また母の意思はずっと「最期まで住み慣れた自宅で生活したい」なので、それを何とかかなえるために工夫を重ねて実践し、遠距離介護についてブログや書籍で発信してきたわけです。わたし自身も、母は自宅にいたほうが元気でいられる期間が長くなるだろうなと思っています。

母の希望に最大限答えるつもりではいますが、一方で自分がつぶれてはいけないので、最終手段として常に施設は頭にあります。在宅に固執せず、柔軟に対応するつもりです。

明日から、遠距離介護14年目がスタートします。できれば静かに、15年目を迎えられたらと思っています。ネタ探しに困るくらい平穏な介護の日々を期待していますが、直近2年はいろいろありすぎて。介護度が上がり、遠距離介護の難易度もアップしています。

盛岡はクマの出没が相次いでいて、実家周辺も出没情報が増えています。最近は歩かずに自転車移動を基本にしていて、常にキョロキョロしてます。介護とクマの両立、ムリでしょ?

最近は本の執筆から解放された時間を過ごしているので、余裕を持って遠距離介護を続けていきたいです。高市総理も、遠距離介護経験者だったんですね。

14年目もしれっと、しれっと。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント(翔泳社)、老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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