9月21日は世界アルツハイマーデーです!

1年前の9月21日は、アルツハイマーという言葉に何の興味もありませんでした。

それが1年後の今はこうやってブログを書いたり、アルツハイマー型認知症の書籍を読んだり、介護イベントに参加してみたり・・・7年後の東京オリンピックの時は、どうなっているんだろ?自分の事よりもその頃77歳になる母は、自分を理解できるだけの認知症のレベルをキープできるんだろうか・・・

このブログにいらっしゃる認知症の介護をしている人、遠距離介護をしている人は、自分の事よりもきっと介護している人を思い浮かべたんじゃないかなぁ・・・そう思いながら、開催地発表の瞬間のテレビを見てました。で、突然ですが・・・・

9月21日は世界アルツハイマーデーです!

たまたまネットを見てたら見つけたのが、9月21日が ”世界アルツハイマーデー” だという事実です。1994年9月21日 第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催され、この初日を ”世界アルツハイマーデー” にすると、宣言したんだそうです。第1回になんで宣言しないの?って思いましたよね??

で、この世界アルツハイマーデーは何すんの?ってことなんですけど・・・、実は9月は世界アルツハイマー月間だったんですよ。ってことは、もう始まっているっていう話です(驚)

世界アルツハイマー月間(公益社団法人 認知症の人と家族の会)

具体的には啓発活動が主体で、認知症への理解を深めるために、家族の会の皆様がパンフレットを配布したり、講演会が行われます。これからどんどん増えていく認知症患者ですが、やっぱり自分や自分の家族が当事者にならない限り、意識することはないというのが現状です。

でも意外と相手が認知症患者だと気づかず、話している事も多いです。レベルが軽度の場合はたまに会話に違和感を覚えるけど、会話だけは成立したりします。でも数日後に会うと、全く覚えていない・・・そこで認知症だと気づくわけです。認知症=老人というイメージがありますが、若年性認知症だってあります。誰もが認知症の方と接する機会があるわけです。

妊婦さんがつけているマタニティマークは電車に乗っていると目にすることが多く、認知度もだいぶ高いものになっています。認知症もそういったマークがあるってことを、上記のホームページをみて知りました。認知症もかなり進行している人になら、このマークつけてあげられますが、進行レベルが軽度の人はきっとこのマークつけてくれないだろうなぁ~ がっつり ”介護中” って、マークに入ってますからね。

2013アルツハイマーデーポスター(そのマークが確認できます)

ポスターの標語がすごくいいと思います。

『忘れても 心は生きる 認知症』

これホントそうなんですよ・・・、記憶はどんどん忘れる割に、心というか感情の部分はしっかりと残っています。”なんとなくいやな気持ちになったなぁ~” ”うれしかったー” なんていう感覚的なものだけは、しっかり覚えていたりします。だからこの標語、とてもいいですね!!

わたし自身もブログを更新し続けることが、認知症のひとつの啓発活動だと思ってやってます!今月はわたしのブログも、アルツハイマー月間にします!と宣言してみたものの、何か特別ネタがあるわけではありません・・・・


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか