ある介護の悩みを解決するために、Amazonで布団クリップ(6個入り、1,499円(税込))を購入しました。これが認知症介護や在宅介護に役立ちましたので、その理由と使い方についてご紹介します。
わたしが在宅介護で困っていたこと
認知症の母はベッドではなく、布団で寝ています。81年間ずっとそうしてきたので、今さらベッドに変えたら転落して骨折するかもしれません。
認知症が進行してからというもの、母がきちんと布団に入ってくれなくなったのです。どういう意味かというと、皆さんはおそらく敷布団の上にかかっているシーツの上で寝る方が大半かと思います。
母にはその概念がないので、シーツの上でなく、その上のタオルケットに寝たり、さらに上の毛布とタオルケットを下にして、掛布団1枚だけで寝てしまうのです。
この状態で寝られて困るのが、リハパンからの尿漏れ(失禁)です。シーツの上に寝てくれれば、その下に防水シーツが敷いてあるので、シーツと防水シーツだけ交換すればいいので失禁処理がラクになります。しかし母はどこに寝るか分からないので、電気毛布や毛布、タオルケットが尿や便で汚れてしまうのです。
特に厚手の毛布が便尿で汚れると洗濯機を占拠してしまうので、他の洗濯物が入れらず、しかも冬場は毛布がなかなか乾きません。
失禁はシーツの上にお願いしたいのですが、いろんなところに失禁するので、毎朝掛布団を手で触り、次に電気毛布、毛布、タオルケット、シーツと1枚1枚確認していました。
この困りごとをどうやって解決しようかずっと悩んでいたのですが、そこで偶然見つけたのがこの布団クリップでした。
布団クリップの使い方
布団クリップはその名のとおり、クリップで布団や毛布、タオルケットなどを挟むものです。使うとこんな感じになります。
下の写真のように、毛布や布団、タオルケットを一気に挟みます。
布団クリップで掛布団、毛布、タオルケットを一気に挟んだことで、母は自然とシーツの上で寝てくれるようになり、リハパンからの尿漏れもシーツにしてくれるようになったので、失禁処理がラクになりました。
ただヘルパーさんにはクリップの取り外しが面倒かと思って、わたしがいるときだけ使っています。Amazonレビューでクリップの強度の心配をしている方がいて、わたしも長期で使っていないので分かりませんが、そこは懸念材料としてあります。
あとたまに母がタオルケットだけを布団の中から取り出してしまって、そのときにクリップが外れます。小さな問題はありますが、布団の濡れ確認を1枚1枚しなくていいのと、クリップしていると布団や毛布を一気に押し入れに片づけられて、ラクです。
わが家以外でニーズはなさそうですが、それでも発信するのがわたしのポリシーなので、誰かの役に立つかもしれないと思って記事にしました。
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今日もしれっと、しれっと。
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