80歳の母親にどれくらい食事を食べさせるか問題

この前の遠距離介護で1番困ったのが、何日も便失禁が続いたことです。何でこんなに続くのかと原因を考えてみたのですが、ひょっとするとわたしが作る食事の量が多すぎて、母がしっかり消化できていなかったのかもしれません。

過去にもあった連続便失禁

デイサービス以外の食事は貧相になりがちなので、遠距離介護中に1回はすき焼きやしゃぶしゃぶを作って、肉を食べてもらいます。母もおいしいといって完食してくれるのですが、翌日から便失禁が続いたことがありました。

高齢者が1日に必要な摂取カロリーがネット記事にたくさんあって、意外と高いことだけは分かりました。しかし慣れない料理だけでも面倒なのに、カロリー計算までやれる自信はありません。

この前の連続便失禁のきっかけの食事は、手軽に作れるぶり大根とほうれん草のおひたし、余っていた冷凍餃子3個を出しました。あとは産直コーナーで売っていた、たくあんです。

母はしっかり完食してくれて、鍋物よりも量は多くなかったので大丈夫だろうと思っていました。しかし結果は、5日連続の便失禁でした。

わたしが東京に居るときは、お昼に食べるデイサービスでの食事が軸になっています。それ以外の食事は軽いものなので、わたしが帰省してしっかり3食作ると、胃がビックリするのかもしれません。

前は食べたことを忘れてまた食べる過食が影響して、便失禁が増えた時期もありました。そちらは対策したので問題ないのですが、やはり遠距離介護の最初は少ない量の食事を提供するべきなのか?

便失禁の後処理はなかなか大変なので、何度も痛い目に会いながら、最近は少し食事の量を減らすようにしています。ただ減らし過ぎると今度はご飯を食べた1時間後に、ご飯食べたっけ? と言われるので、ベストな量を見つけられずにいます。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか