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トイレの寒さ対策でセラミックヒーターを購入したが在宅介護の壁が立ちはだかる

実家のトイレはまるで外にいるかのような寒さで、室温はおそらく一桁。そのため、2018年にパネルヒーターを設置しました。

正直パネルヒーターだけではトイレは暖められないのですが、認知症の母が触ったり、誤操作したりしないような暖房器具を考えて、ないよりはましと考えて購入しました。

トイレ ヒートショック 対策 高齢者
パネルヒーター

ところが介護保険で手すりをレンタルしたため、このパネルヒーターを置く場所がなくなってしまったのです。あまりお金もかけられないので、通販のヨドバシカメラでセラミックファンヒーターを購入し、床置きで使い始めました。

セラミックヒーターを床置きした(本当はこれもよくない)

セラミックファンヒーターを床に置けない!

しかし、設置から1か月も経たないうちに事件が起きました。先日の記事に書いた、母がリハパンをトイレに詰まらせてしまったのです。床に置いたセラミックヒーターが水浸しになり、漏電や火事の危険が出てきました。

また自分で便の処理がうまくできない母が、トイレの壁やら便器やらを便まみれにしてしまうので、床に置いておくのは危険です。そこでやむを得ず、トイレの上に金具を取り付けて、母が汚したり触ったりしない場所に移動しました。

認知症の母が触れない場所に設置

トイレに座るとヒーターと距離があるので、暖かさは正直感じづらいです。だけどパネルヒーターよりは暖かい、そんなレベルになりました。

ヒートショックも心配ですが、火事はもっと心配です。基本母はひとりで暮らしていますし、何かあっては困るので、こんなことになりました。

想定していない位置への取り付けですが、とりあえず解決しました。やっぱりお金をかけてきちんとした暖房器具をつけるべきだったか……。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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